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東芝テックセルフレジ紙付録に栄冠 第63回日本雑誌広告賞

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第63回日本雑誌広告賞のグランプリである経済産業大臣賞を、小学館『幼稚園』の「東芝テックセルフレジ」企画が受賞した。2021年5月号の広告企画で、セルフレジの紙の付録をはじめ、巻頭5ページの特集記事「レジのひみつ」、表紙掲出、表2純広告、増し刷り小冊子を実施した。グランプリでタイアップ・雑誌広告・幼児誌が選ばれるのは初。

東芝テックのセルフレジを再現した紙の模型。スキャン音や価格を読み上げる音声なども

紙付録は、東芝テック製セルフレジ「WILLPOS Self SS-900 シリーズ」をモデルとしたもので、スキャン時の音や価格を読み上げる音声、レシートなどをリアルに表現した。Twitterの『幼稚園』公式アカウントに投稿した紙付録の動画は再生回数181万回以上。反響の大きさは、「子どもが日常生活で目にして興味を抱くものの、使ったり、さわらせてもらったりできにくいもの」がポイントのようだ。

紙付録付きの増し刷り小冊子。『幼稚園』2021年5月号は完売した

ほかに受賞した広告では、家族や自宅で過ごすようす、地方観光、衛生・手洗いなど、新型コロナウイルス感染症の拡大を反映するようなものも見られた。応募総数は1414点。昨年は賞自体が中止となっており、一昨年の応募総数は2505点だった。応募総数の減少には、審査に応募できる広告の総数を1社あたり300点から150点へ変更したことも影響している。

第63回審査委員長はクリエイティブディレクターの佐々木宏氏。委員にはクリエイティブディレクターで東京藝術大学学長特別補佐・美術学部デザイン科教授の箭内道彦氏、クリエイティブディレクター/コピーライターの尾形真理子氏、アナウンサーの中井美穂氏、映画監督の安藤桃子氏、日本アドバタイザーズ協会プリントメディア委員長の田原光晃氏(JT)が名を連ねている。

贈賞式は11月10日、東京都内で開催する。金賞以上を受賞した雑誌広告は下記のとおり。

[経済産業大臣賞(グランプリ)]
東芝テック「東芝テック セルフレジ」

[総合賞]
クリスチャン ディオール

[第一部(純広告)]
A(食品・飲料・ヘルスケア部門)
ロッテ「クーリッシュ」

B(ビューティ・コスメティック部門)
資生堂ジャパン「SHISEIDO アルティミューン パワライジング コンセントレート N」

C(ファッション・ジュエリー部門)
ドルチェ&ガッバーナ ジャパン「2021 春夏 ウィメンズ コレクション」

D(電機・住環境・情報通信部門)
アールシーコア「ログハウスのBESS/G-LOG なつ」

E(自動車・金融・サービスその他部門)
島根県「いいけん、島根県」

[第二部(タイアップ広告)]
A(食品・飲料・ヘルスケア部門)
MHD モエ ヘネシー ディアジオ「ヴーヴ・クリコ」

B(ビューティ・コスメティック部門)
コーセー「雪肌精 SAVE the BLUE」

C(ファッション・ジュエリー部門)
クリスチャン ディオール「It’s Getting Dark.@Shibuya」

D(電機・住環境・情報通信部門)
東芝テック「東芝テック セルフレジ」

E(自動車・金融・サービスその他部門)
JR東日本「『HAND!泣ける山手線。』」

[第三部(シリーズ広告)]
三和酒類「iichiko SUPER」

[第四部(マルチプル・特殊加工広告)]
日本財団「THE TOKYO TOILET」

[第五部(小スペース広告)]
救心製薬「救心」

[広告賞運営委員会特別賞]
金冠堂「虫さされ文学」