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「BtoBマーケを社内で受け入れてもらうには」奮闘の活用事例 ――セールスフォース・ドットコム Pardotユーザー限定イベントレポート

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「クイズ界のTrailblazer、伊沢拓司さんの「課題発見力」の磨き方

「Trailblazer Party」では、ゲストも登場し、Trailblazerたちに仕事に生きるヒントを提供した。今年、登壇したのは伊沢拓司氏。クイズプレイヤーとしてテレビで活躍する伊沢氏だがQuizKnockという会社を立ち上げ、CEOとして活動する実務家の顔も持つ。QuizKnockでは、動画を制作しYouTubeで配信しているが、そこで培ったノウハウを生かし、企業向けのコンテンツマーケティング支援の事業を行っている。

QuizKnockが得意とするのが、彼らのYouTubeチャンネルのファン層であるZ世代向けのコミュニケーションだ。伊沢氏は、「あからさまな広告には拒否反応を示すが、面白かったり、有益なコンテンツであれば企業タイアップ動画でも、積極的に視聴してくれます。僕たちは、よく“溶け込む”という言葉を使うのですが、コンテンツ視聴の体験を妨げないような企業メッセージの届き方が求められていると思います」と話した。

セッションでは、BtoB企業である東京エレクトロンのリクルート広報向け動画や、厚生労働省の年金に対する理解促進のための動画など、QuizKnockの事例が伊沢氏から紹介された。

クイズブームをけん引する伊沢氏だが、クイズを趣味ではなく、仕事にしようと決断した背景には、クイズが持つ力の可能性を感じたことがあったという。
フェイクニュースが蔓延するなど、玉石混交の情報が飛び交うなかで、自ら考えて真偽を確かめて選び取る力が必要とされている。しかし、「思考力を高めるために勉強しよう」と呼び掛けたところで、皆が勉強することが好きなわけではない。

どうしたら人が自然に学ぶようになるのか、と考えていた伊沢氏は、この問題の解決の手段として「投げかけられると思わず能動的に考えてしまう」クイズだからこその力が生かせるのではないかと気づいたという。
そんな気づきから生まれたのが「楽しいから始まる学び」というQuizKnockのコンセプトだ。現在はYouTube動画の配信だけでなく、教育プログラムの開発やゲームの監修など「楽しいから始まる学び」のスローガンのもと、事業の幅を広げている。

本セッションの企画は、宣伝会議が担当。当日は、月刊『宣伝会議』編集長の谷口優が伊沢氏の聞き手を務めた。

伊沢氏はCEOとして自社のマーケティング戦略の企画、実施に携わるマーケターとしての顔も持つが、そこでもクイズをつくる際のノウハウが生きているという。
「日常の中で抱いた、ふとした疑問を常にメモするようにしています。『そもそも、これって?』という、そもそもから始まる問いはクイズをつくる上では大切」と伊沢氏。
そして、この「そもそも」から始まる疑問は、常に新しい仮説を構築する必要のあるマーケティングの仕事にも生かされるのではないか、とも。

自らを「マーケターとしては、まだ新米」と話す伊沢氏だが、正解がひとつとは限らないマーケティングの世界で、答えのない問いにも向き合い続けてきた同氏の力は生きそうだ。
 



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