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80%が消費増を予定 ブラックフライデー・サイバーマンデーの消費傾向

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グローバルでECプラットフォームを提供するShopifyは11月25日(金)のブラックフライデー、11月28日(月)のサイバーマンデー(BFCM)を前に、世界12カ国、2万4009名のコンシューマーを対象に消費予定などを聞く調査を実施、その結果を発表した。

元々はアメリカから始まり、現在では世界中の様々な国で、ブラックフライデーからサイバーマンデーまでの4日間を年末商戦に向けたセールキャンペーン期間としている。実際に、2021年の状況をグローバルで見てみると、昨年のBFCMの期間、Shopifyを利用する事業者は過去最大の売上高を記録。総売上高は63億米ドルにのぼった。
一方で2022年は生活費の急激な上昇、サプライチェーンの乱れ、難しくなっているデジタル広告環境など、昨年に比べて環境が大きく変化しており、消費動向が注目されている。

本調査は日本も対象となっており、2万40009名の回答者のうち2000名を日本のコンシューマーが占める。日本のコンシューマーの結果のみ抜粋すると、8割の人が「BFCMの4日間に買い物をする」と答えており、4割の人は「今年の消費額は2021年よりも大きくなる予定である」と回答した。加えて、回答者の約3割は、「さらなる値上がりの前に、今のうちに商品を購入しようと考えている」ことがわかった。

また、今年は特に消費者の価格への意識の高さが伺える。回答したコンシューマーの7割が「購入の決定をする前に多くのショップを回り、可能な限りのお買い得情報を手に入れてから購入を決める予定である」と回答。さらに、回答者の約5割は、「競合他社がより良い価格設定をしていれば、そちらに乗り換える」と購買効率を最大限高めたい心理が見て取れる。

ブラックフライデーは、アメリカの祝祭日である感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日の金曜日を指すもので、クリスマス商戦の幕開けの日として知られている。また、サイバーマンデーは、感謝祭の週明けの月曜日を指し、アメリカの全米小売協会によって使われ始めたもの。こちらはオンライン上の大規模セールがスタートする日として定着しており、近年は日本でもBFCMキャンペーンを仕掛ける企業が出てきている。
日本においてはAmazonやイオンなどがBFCMに合わせたキャンペーンを実施している。他にも、最近ではマタニティ、ベビー用品を扱う赤ちゃん本舗がBF期間に合わせた特別セール、「レッドフライデー」を予定するなど、日本でも徐々に浸透している様子が伺える。

<調査概要>
調査実施:Shopify
調査方法:オンライン上でのアンケート調査
調査地域:イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、オランダ、スウェーデン、オーストラリア、ニュージーランド、日本、アメリカ、カナダ
調査対象:コンシューマー24,009名(この内、日本のコンシューマーは2,000名)、企業9,012社(この内、日本の企業は1,000社)
調査日時:2022年9月〜2022年10月
調査企画:Sapio Research