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卒業制作がプレジデントオンラインに掲載! 編集・ライター養成講座で学んだこと

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「宣伝会議 編集・ライター養成講座」45期を2022年9月に修了した橋本達也さんは、他業種・未経験から講座を受講し、修了後、数週間で卒業制作がプレジデントオンラインに掲載された。自分は、「書いて発信する側の人間ではなく、受け取る側だと思っていた」という橋本さんに、編集・ライター養成講座の受講の経緯から卒業制作の掲載に至るまでを聞いた。

芯となるスキルを身に着けるために受講

—— 受講のきっかけを教えてください。

橋本達也さん

橋本:きっかけは、佐藤友美さんの『書く仕事がしたい』という本を偶然見つけて、読んでみたことです。本の中に宣伝会議の編集・ライター養成講座のことが書かれていて、そこで講座に興味を持ち申し込みました。

—— もともとライター業などの書く仕事に、ご興味はあったのですか?

橋本:いえ、まったくありませんでした。

本は好きでよく読んでいましたが、なんとなく自分は受け取る側であって発信する側ではない感覚を持っていました。noteやブログでの発信なども一度も経験していませんでした。

—— ご興味がなかったところから当講座へお申し込みいただくまでに、どのような心境の変化があったのでしょうか?

橋本:様々な要素が偶然合わさって変化した、という感じです。

以前から、何か副業をはじめたいという思いは頭の片隅にぼんやりとありました。また、自分のキャリア形成のためにも、一本芯となるようなスキルが欲しいとも考えていました。

その中で、『書く仕事がしたい』を読み、もしかしたら自分は文章を書くということを苦じゃなくできるタイプなのではないかと感じました。

そこで、自分の中の「副業をなにか始めたい」と「芯となるスキルを形成したい」というニーズが合致したところに「ライター」という職業が浮上し、講座へ通うことを決意したという感じです。

「書く」スキルというのは、さまざまな仕事につながりますよね。メール一本にしても「文章」ですから。そういったところからも、必ずしもライターにならなくとも学ぶ価値のある分野だと思いました。

卒業制作の進行で、学んだことを実践していく日々

—— 受講中に印象に残った講義などはありますか?

橋本:講座全体を通して、企画の立て方、取材、執筆、推敲と「編集・ライター」まわりのことを網羅的に学べたことが大変よかったです。そこを大前提として、一つだけ印象に残っている講義を選ぶとするならば、リアルなライターの生活を教えていただいた講義です。

原稿料の相場観やリアルな生活スケジュールなど、「講座を通してスキルは学んだけど、じゃあどうやって生活をしていくんだろう?」という疑問が明解になりました。

また、「取材をして書くという行為は、インタビューイーの言葉を翻訳する行為だ」というお話も様々な講師の口から出ていましたが、ハッとさせられました。この言葉で自分の中のライター像が固まったと感じています。

—— 講座中から何か実践していたことはありますか?

橋本:カリキュラムの実施スケジュールが、「企画」「取材」「執筆」という順番で進んでいたので、その進行に合わせて、卒業制作も進めていました。なので、卒業制作の進行が、そのまま実践編になっていたという感じです。

教わったら自分で動いて実際にアウトプットしてという風に、学びながら卒業制作の取材を進める、学びながら卒業制作を書くという日々でした。

—— 橋本さんのように、まったくの未経験からいきなり取材をするというのは、学んだとはいえ、ハードルが高いように感じるのですがそのあたりはいかがでしたか?

橋本:取材の申し込み方なども講義で度々話題に出ていましたし、僕の場合は、現職が営業職なので、アポ取りなどは苦ではありませんでした。一歩、アポイントを取るところに進んでしまえば、あとは学んだことを実践していくだけという感じで、やってしまえば意外と乗り越えることができました。

—— 橋本さんはZoomを使用したライブ配信でご受講されていましたが、配信でのご受講はいかがでしたか?

橋本:全40回のうち一度だけ記念にリアル教室へ行きましたが、あとはすべてZoomで受講しました。

受講前は、自分の家で受講するので、集中力が切れたらどうしよう?と考えていたのですが、実際に受講してみると、メモする内容も盛りだくさんですし、適度に講義内でワークがあるので、まったく問題なく受講することができました。

子供がまだ小さく、土曜日に自分だけ外出することが難しい環境でしたので、Zoomで受講できたのはありがたかったです。

一歩踏み出すことで道を切り拓いていく

—— 卒業制作がプレジデントオンラインに掲載されましたが、経緯をお聞かせください。

橋本:卒業制作はかなり気合を入れて書いていたので、本気で最優秀賞を狙っていました。ところが結果は優秀賞で、それが本当に悔しかったんですね。また、せっかく書いたのだから何か世に出したいなぁという思いもあり、最終講義が終わった日の夜に、お問い合わせフォームがあるWeb媒体で自分の卒業制作の内容と相性がよさそうなところ複数に、卒業制作を送りました。

そのなかで、講座にも登壇されていたプレジデントオンラインの星野貴彦編集長から返信があり、掲載に至ったという感じです。

返信があった後は、編集者とライターとしてのやり取りが始まり、記事をブラッシュアップしました。

ともかく、思い切って行動してみると様々なことにつながっていくんだなと感じています。

—— 今後の目標や展望などあれば教えてください。

橋本:今後は、軸足は現職を続けながら、副業でライターとして打席に立ち続けたいと思っています。また、せっかく講座に通ったので、同期の受講生たちと横のつながりを形成しながら、切磋琢磨し続けたいです。