メール受信設定のご確認をお願いいたします。

AdverTimes.からのメールを受信できていない場合は、
下記から受信設定の確認方法をご覧いただけます。

×

『ONE PIECE』106巻発刊記念、人気VTuberが新宿でテーマソングのお披露目ライブ

share

尾田栄一郎氏による人気漫画『ONE PIECE』は、7月4日にコミックス第106巻の発売を開始。それを記念し、公式テーマソング「未来島 ~Future Island~」のPVを、7月4日に公式YouTubeで公開した。

『ONE PIECE』106巻 公式テーマソング「未来島 ~Future Island~」PV

「新たな冒険の舞台、未来島エッグヘッドについて明らかになっていく『ONE PIECE』106巻。未来的なワクワク感とレトロな可愛さを兼ね備えた島の世界観を描くべく、初となる単行本のテーマソングを制作することになりました」と、企画を手掛けたコミュニケーションプランナー・廣畑功志氏。

映像を鑑みて楽曲の企画構成をした上で、「水曜日のカンパネラ」のケンモチヒデフミ氏に作曲を依頼。そして、ケンモチ氏とともに作詞を手掛け、歌唱を担当したのはVTuberのMori Calliope 氏だ。

「Mori Calliopeさんの未来的な歌唱と懐かしさ漂う映像演出が組み合わさることで、作品のさらなる魅力を引き出すことを狙いました」(廣畑氏)

Mori Calliope氏は、YouTubeチャンネル登録者数が200万人を超えるVTuberであり、ラップを歌うアーティストでもある。「ホロライブプロダクション」傘下の英語圏VTuberグループ「hololive English -Myth-」で活動している。

今回の制作にあたっては、「未来でも過去でもあるエッグヘッドなので、過去のアニメのオープニング映像のように紹介しました」(クリエイティブディレクター 尾上永晃氏)。

『ONE PIECE』新章・エッグヘッド編のストーリーは、前巻から始まっている。今回の映像では、「ONE PIECEという世界観の中で最大の頭脳とされるベガパンクを主軸に、どこか懐かしさのある未来感、夢がたくさん詰まっていた昭和アニメのテイストを盛り込んで構成」(アートディレクター 畝見謙人氏)。その詳細なストーリーよりも、まずは新たな島で、新たなキャラクター達と出会うワクワクが伝わるような映像を目指したという。

「最近『ONE PIECE』を追えていなかったファンたちにも分かりやすいよう、未来島の新しい技術の数々に目を輝かせるルフィたちのリアクションをなるべく入れることを特に意識しました」(プランナー 田中賢一郎氏)

そして、発売前日の7月1日。Mori Calliope氏のX(元ツイッター)で、「2023.07.03 19:00 SHINJUKU YUNIKA VISION」というメッセージとともに、ワンピースの海賊旗を思わせるビジュアルが投稿された。

実はこの投稿は、東京・新宿のユニカビジョンでのライブ告知だった。100㎡×3面の大型LEDビジョンと全長52mに及ぶ文字放送用ビジョンの複合型屋外デジタルサイネージを使い、Mori Calliope氏によるテーマソングお披露目ライブを実施したのだ。

当日は、ルフィからの電話で始まり、Mori Calliope氏が「未来島 ~Future Island~」を披露。会場となった新宿・ユニカビジョン付近には、多くのファンが集まった。

『ONE PIECE』106巻発売記念 Mori Calliope LIVE レポートムービー

また、この耳に残るキャッチーな音楽をTikTokでも展開。「#世界最大の頭脳に俺はなる」というハッシュタグのもと、頭がぐんぐん上に伸びていく「Dr.ベガパンク変身エフェクト」を開発した。

「広告要素をなるべく入れないシンプルな構造で、わかりやすい・参加しやすい・楽しみやすいコンテンツにしました」(プランナー 小野崎花奈氏)

さらに、今回のコラボを記念して、Mori Calliope氏が歌う「未来島 ~Future Island~」を奏でる「音貝(トーンダイアル)」を制作し、5名の読者へプレゼントした。TD(トーンダイアル)は、『ONE PIECE』の世界でCD(コンパクトディスク)の役割を果たしているものだ。「大きな貝殻の中に機械を入れて再現したため、完成した時、『思ったより貝ですね』と、チーム全員が困惑しました」と、田中氏。

テーマソングのPVは、公開から1か月で865万回再生に。また、新宿ライブの様子も、29万回を超える再生数になっている。

advertimes_endmark

スタッフリスト

企画制作
電通+TYO+J.C.スパーク+デランシー
CD
尾上永晃
企画+C
廣畑功志、田中賢一郎
企画
小野崎花奈
AD+企画
畝見謙人
AE
粟野卓、松原卓哉
Pr
佐藤剛毅
協力
岩下智

 

  PV

演出
代田栄介
歌+作詞
Mori Calliope
作曲+作詞
ケンモチヒデフミ

 

  レポートムービー

演出
平本恵一
PM
大薄将人
編集
合田口洸
撮影
山下拓、吉松宏剛、安部諒
SE
月田知己、徳田和真

 

  グラフィック

D
川上翔大、佐藤祐太郎

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター