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クライアントを救ってきた「プロ」からECサイト・メルマガ・webサイトリニュ―アルのポイントを学ぶ

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宣伝会議では、デジタルを踏まえた事業やブランド成長へのヒントを得られる講演会「SIMCリージョナル2023」を開催。今回は、株式会社シナブル 執行役員の曽川 雅史氏、株式会社広瀬企画 コピーライターの河合 春奈氏、アクイアジャパン合同会社 アカウントエグゼクティブの武山 哲也氏の登壇内容を一部抜粋し、紹介する。

写真 人物 アクイアジャパン合同会社 アカウントエグゼクティブ 武山 哲也 氏

アクイアジャパン合同会社
アカウントエグゼクティブ
武山 哲也 氏

 

曽川氏は、ECサイトでよくある離脱ポイントや顧客にとって有益なメルマガについて講演した。

「ECサイトでよくある離脱ポイント」①

キャンペーン広告などの際に使用される「ポップアップウィンドウ」。スマホ画面の中央に突然表示され、タップするとキャンペーン告知サイトなど目的ページへ誘導することができる。しかし、顧客はストレスを感じ元のページへ戻ってしまうため、目的は果たせず、ユーザビリティも向上しない。Googleも「ポップアップ広告」をNGとしている。そこで、講演会ではコンテンツ閲覧の邪魔にならない広告の出し方を紹介した。

「ECサイトでよくある離脱ポイント」②

ある商品を検索した際に本来はサイト上でヒットするにもかかわらず、特定の条件を設定し検索すると「ヒットされない」という問題点。これは、ECパッケージの仕様が原因だ。特定の条件で検索した閲覧者は「商品が存在しない」と勘違いし、離脱してしまう。「システム改修の追加費用0円」で、コンバージョン率40%改善させた施策を紹介した。

顧客にとって有益な「メルマガ」とは

オンライン購入に影響力のあるマーケティング施策は、実は「メール」だ。特に「商品に関連するメール」が顧客に喜ばれる。メールアドレスは会員登録時に取得でき、個人情報や購買履歴と紐付けられる。そのため、データ活用、セグメントマーケティングに活用しやすいチャネルと言える。また、LINEやアプリ通知と比較すると情報量が多いことから、訴求力が高い。データ活用の第一歩は、「メールのセグメント配信をハックする」ことだと、曽川氏は語る。

河合氏は、メルマガの配信準備や配信方法、伝わる文章のテクニックについて講演した。

メルマガを始めるための「4つの事前準備」

1つは「目的設定」、2つ目は「ターゲットの理解」。ペルソナ選定も大切な要素だが、メルマガの内容を決める上で大切なのは「対象者がどれくらい興味を持ってくれているか、何が必要で何に困っているのか」具体的に想定していくことだ。3つ目は「ユーザー目線を常に持っておく」こと。4つ目は「すり合わせ」で、これは方向性の統一に役立つ。これらにより「配信先のセグメントの仕方」や「効果アップ」が期待できると、河合氏は語る。

メルマガ送信方法のポイント

メルマガの送り方についてポイントを紹介。まず「配信先のセグメントの決定」。 最初は、2つ程度の設定でスモールスタートすると良い。次に「競合理解」。メルマガ制作目線で、「タイトル・構成・頻度・画像の使い方や装飾・タイミング」を見ると「新しい気づき」がある。さらに「スケジュールを決める」、「タイトルにこだわる」、「本文の試行錯誤」が重要だと河合氏は語る。加えて、効果検証に役立てるための「クリックに仕掛けをする」、「配信時間の最適化」を推奨。最後に「守るべき作法は守る」ことに触れ、顧客の興味や信用を勝ち取るためには、配信元と配信停止情報の記載は必須だと訴えた。

伝わる文章にするために

テクニックや気をつけることを説明。「自社のツールを整理」、「誰に見てもらっているか」、「メリットや独自性の提示」、「情報の出し方・書き方」、「伝えるためのコツ」を分かりやすく紹介した。

武山氏は、メーカーにおけるwebサイトリニューアル時に必要な検討ポイントと最新事例について講演した。

webサイトリニューアルの検討ポイントに変化が起きている

ビジネスモデルによりサイト訪問者の属性や利用用途が異なるwebサイトのリニューアルプロジェクトで考慮すべきポイントは、「ユーザーの利用用途」や「サイト訪問の目的」を果たせるような UI・UXを設計することだ。その上で武山氏は、メーカーのwebサイトリニューアルのポイントを紹介した。商品情報へのスピーディーなアクセスのバックグラウンドを支える「PIMやDAMなどの商品情報管理システムとの連携」、「多言語展開のし易さ」、さらに「マーケティングソリューション(MAツールやCDPなど)との連携」が昨今のwebサイトリニューアルでは重要視されているポイントになってきている。また、サイバー攻撃によるデータ漏洩や改ざんを防ぐための堅牢なセキュリティを備えていることが重視される。これらの検討ポイントを挙げた上で、理想とする顧客体験を提供できる「デジタル基盤の選定」が大切だと、武山氏は語った。また、会員向けのログイン機能を持つwebサイト(ポータルサイト)の構築やリニューアルのニーズもメーカーでは増えてきている。

アクイアジャパンのシステムを導入した最新事例

三菱重工では情報の“集約・デジタル化・共有の仕組み”という課題に対して、オープンソースCMS「Drupal」のフルマネージドサービスであるAcquia Cloudを導入。細かな権限管理や拡張性、連携が強みのシステムを活かし製品情報のデジタル化を推進している。

コロナ禍によりデジタル化が加速。時代に合ったデジタル体験を見直し売上向上を図ったオムロン電子部品事業部の事例では、旧サイトではグローバルで共通したデザインやコンテンツの管理、デジタルマーケティングを推進するための機能の拡張性が課題となっていた。そこでAcquia Cloudを含む、アクイアのデジタルプラットフォームを採用し、課題解決に取り組んだ。その他、代理店ポータルサイトのリニューアルに取り組んだ大手メーカーの事例を紹介した。

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お問い合わせ
アクイアジャパン合同会社
URL:https://www.acquia.com/jp/about-us/contact
TEL:050-1748-5931