大丸福岡天神店（福岡市中央区）は1月10～23日、今年から新しいことに挑戦するきっかけを提供するキャンペーンイベント「アラタナアナタ」を開催する。新型コロナ5類以降後初の新年を迎え、今年から新たな取り組みを始める顧客をターゲットに訴求。おみくじやワークショップを通じて売り場に誘導する。キャンペーンの対象は登山や着物など13コンテンツ。新規客の獲得につなげ、関連コーナーでは前年比２ケタ伸長の売上を目指す。

キャンペーンでは本館1階に神社を模したおみくじを設置。おみくじには「整体」や「ゴルフ」などのコンテンツと、関連する売り場や特典情報などが記載されている。主要なターゲットは若年層で、特に女性が多いと予想。大丸カード会員、公式InstagramやLINEのフォロワーが引くことができる。

おみくじには新年に挑戦するおすすめのコンテンツと売り場情報等を記載

一部の売場ではワークショップも開催。オーダー靴職人の花田優一氏によるレザークラフト制作体験や、コーヒー専門店「REC COFFEE」によるおいしいコーヒーの淹れ方レッスンなどのイベントで顧客の新しいチャレンジを後押しする考えだ。

東館1階の化粧品売場では、スタッフが顧客の肌に直接触れてスキンケアをサポートするサービスを実施しており、キャンペーンと同時にWebでの事前予約サービスもスタートする。

コロナ禍の収束で同店の客足は回復しつつある。２日の初売りは開店前に約4000人が並び、昨年より1000人ほど増加。物価高騰の影響で、手頃な価格で購入できる初売りに注目が集まったとみる。特に需要が高い食品や雑貨の福袋を前年より多く用意したことも奏功し、初売り全体の売上は前年比で２ケタ伸長となった。