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富士フイルムHD創立90周年でグループパーパスを制定、コンセプトムービー・ビジュアルを公開

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富士フイルムホールディングスは、2024年1月20日に迎えた創立90周年を機に、グループパーパス「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」を新たに制定。特設サイトをオープンし、コンセプトムービーをYouTubeで公開、1月22日に30段の新聞広告を日本経済新聞に出稿した。

実データ グラフィック 読売新聞が日本経済新聞に出稿した企業広告
日本経済新聞に出稿した企業広告

今回制定したグループパーパスでは、富士フイルムグループの全事業を通じて創っていきたい未来の光景を「笑顔」で表現している。

「写真事業からはじまり、いまやヘルスケアやマテリアルズ、ビジネスイノベーションなど様々な事業を展開する富士フイルムグループ。新たな成長フェーズへと入るにあたりグループとしてどんなパーパスを掲げればいいのか。プロジェクトチームが2022年秋に立ち上がり1年以上かけて準備をしてきました」と、同社とともに本プロジェクトを進めてきたクリエイティブディレクター 小布施典孝氏。

富士フイルムグループの強みとは何なのか。富士フイルムグループの目指すべきものは何なのか。富士フイルムグループらしさとは何なのか――。50名を超える国内外のグループ経営層や若手リーダー層へのヒアリング、プロジェクトチーム内での討議、そして役員セッション、経営トップとのディスカッション等を踏まえてグループパーパスが決定し、発表に至った。

パーパスコンセプトムービー

今回制作されたコンセプトムービー、および新聞広告で語られているステートメントは次の通り。

  • 人は笑う。
  • 楽しいから。
  • うれしいから。
  • チャレンジの前に。
  • 緊張から解放されて。
  • まだ見ぬワクワクに。
  • 何かがはじまる気配に。
  • 新しい時代の予感に。
  • 愛と夢と希望に。
  • 自らの可能性に。
  • 大切な人の笑顔に。
  • 新しい命に。

  • 笑えるのは、
  • 人に与えられた、
  • 最高のギフトだ。

  • 長い歴史の中で、
  • 世界中の人々の笑顔を見つめてきた
  • 私たち富士フイルムグループは、
  • 幅広い領域で人に寄り添い、
  • さまざまな仲間や企業と共に、
  • 地球上の笑顔の回数を増やしていきます。

「富士フイルムグループが届けたい笑顔は『laugh』ではなく『smile』。幅広い分野で人に寄り添い、最高のソリューションを提供することで、心から溢れてくるような笑顔になってもらうことです。一つひとつの笑顔にはそれぞれのストーリーがあります。映像を見ている人がそれぞれに、その笑顔に辿り着くまでの物語を想像できるような、言葉やシーンを目指しました」と、コピーライター 岩田純平氏。

「『笑う』という感情があるのは人間だけ、とよく言われますが、笑えるのは人に与えられた最高のギフトです。困難や嫌なことがあっても、気持ちを切り替えることができたり、その先にあるゴールを目指そうと思えるのは、最終的にたどり着ける『笑顔』の喜びを知っているから。人生における一人ひとりの笑顔の回数を増やすことは、その人が幸せな一生を送れるだけでなく、笑顔がつながることで世界中に幸せが広がっていくことにもなると思います。この富士フイルムグループの志を世界中に伝えていきたいです」

新聞広告他、現在、同社の西麻布本社の入り口にも掲げられているグラフィックでは、さまざまな人々の笑顔が写しだされている。

「一枚絵に笑顔の力を凝縮したいと思いました。さまざまな年齢、さまざまな人種の皆さんに集まってもらい、和気あいあいとした雰囲気の中で自然な笑顔を狙いました。それぞれの笑い方にそれぞれの幸せが詰まっているような素敵な写真を撮影することができました。

広告を見た人が思わず笑顔になるような幸せなグラフィックになったと思います」(アートディレクター 安達翼氏)

写真 グラフィック 掲出風景 富士フイルム 西麻布本社入口に掲出されたステートメントとグラフィック
西麻布本社入口にもステートメントとグラフィックを掲出。

また、世界中で273社を擁する富士フイルムグループ全体で展開するパーパス・マガジン「Our Purpose」も発行している。読んだ従業員にパーパスを自分ゴト化・腹落ちしてもらうために、社内報のように既視感のあるものではなく、大判タブロイド形式のプリント媒体で配布を実施した。本マガジンは、新しいグループパーパス策定に至るジャーニーの追体験を設計しながら、同時に多様な富士フイルムグループの人々の想いや熱量を凝縮した1冊となっている。

写真 誌面 パーパス・マガジン「Our Purpose」より
パーパス・マガジン「Our Purpose」より

「中面の目玉コンテンツは、マンガ家・羽賀翔一氏を起用した書き下ろし漫画。経営層から世界中の人材までさまざまな人の想いを伝えながら、パーパス誕生のストーリーをわかりやすく紐解きました。また、構成全体を通じて、世界中の社員からのメッセージや、社長・経営幹部のインタビューなど、パーパスのキーワードでもある『笑顔』を大切にしたポートレートや、イラストレーションを用い、富士フイルムグループの人々の顔を見える化しています」(クリエーティブプランナー/フォトグラファー 小柴尊昭氏)

新グループパーパスがスタートして、まだ一か月も経っていないが、すでに社内外から好意的な声が届き、社員ひとりひとりがアスピレーション(志)をもってグループパーパスの実現を目指すことが浸透し始めている。社員の笑顔が大きくレイアウトされた特別名刺の配布など、今後も様々な施策やアクションが準備されている。

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スタッフリスト

共通
企画制作
電通
ECD
小布施典孝
EXPR
増原誠一
企画、C
岩田純平
AD
安達翼
企画、フォトグラファー
小柴尊昭
BP
縄英晴、佐藤巧磨、柳舘莞爾、Chau Wing Kin
コンサルタント
田中寛、加形拓也、小林勝司
CPR
近田理英

 

ムービー
制作
東北新社
PR
大出雅夫
PM
清水利行・春木あずみ
演出
友久陽志
撮影
Alex Dufficy
Co
Tony Fry
編集
小野寺純一(オフライン)、相田謙二(オンライン)
カラリスト
亀井俊貴
ミキサー
山口三葉
音楽PR
Eric Reiff、Kenny Dallas

 

グラフィック
制作
東北新社、アドブレーン
D増田将徳、石川真衣
原健介(営業)
撮影
阪野貴也
レタッチ
吉川たけし
PR(撮影進行)
大出雅夫
PM(撮影進行)
清水利行・春木あずみ

 

マガジン
制作
コルク、アドブレーン
D
柴田高広、稲沢安則(営業)
漫画
羽賀翔一
PR(制作進行)
中村元、高林勇秀、岡本真帆

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター