日清紡ホールディングスは4月19日から、新たなテレビCM「アザラシ」篇の放映を開始した。2022年にスタートした「歌おう！ニッシンボー」シリーズの第5弾となる。企画制作はこれまでと同じく電通、ワトソン・クリック、春企画東京が務めている。

同シリーズは、日清紡のCMソングを動物が歌い上げるのが特徴で、第一弾の「うま」篇から、「カワウソ」篇、「クオッカ」篇、「ハシビロコウ」篇とさまざまな動物が登場している。

今回は、ゴマフアザラシが登場。水面から顔を出してゆっくり回転しながら「ニッシンボーの歌を今日も歌っています～♪」「歌うのやめたらすぐに忘れるから～♪」とハイトーンボイスで歌い上げている。

シリーズの第一弾からプランナー、コピーライターを務めている電通の小堀友樹氏によると、これまでのシリーズ同様に動物はCGで制作。前作までは背景は実写だったが、今回は背景も含めてCGとした。

「毎回たくさんの動物・状況の中から決まっていくのですが、決め手は、歌っている姿が魅力的かどうか。ゴマフアザラシが『気持ちよくなって、思わず歌っちゃった』感じを出すためにチーム一丸となって制作しました。フルCGで制作した降り注ぐ太陽と水面のゆらめき、響きわたるハイトーンボイスが見どころです」（小堀氏）。

日清紡ホールディングスは制作にあたり、「これまで同様、多くのステークホルダー、特に若年層からの企業認知度が高まるきっかけとなる企業CMを」と依頼をした。放映開始直後から反響が大きいといい、「面白い」「頭から離れない」「相変わらず何をやっているのか分からないw」などといった声が寄せられている。