賞味期限延長でデメリットに対応
キユーピーは、「キユーピー マヨネーズ」の年月表示への変更と賞味期間延長の対象商品を拡大し、今年7月製造分から順次出荷を開始する。年月表示の変更によって日付ごとの商品区別の手間が省けるほか、納入前に商品が期限切れとなる事態を防ぐことで、食品ロスの削減にもつながる。年間約472万トンとされる食品ロスの削減や物流効率化を目指す。
年月表示への変更と賞味期間延長の対象を拡大
2024年12月に開始した450gと350gに加え、ポリボトル容器の小容量帯3品(50g、130g、200g)、瓶入り3品が対象に加わった。賞味期間については、「キユーピー 平飼い卵マヨネーズ」を除く5品は12カ月から13カ月に、「キユーピー 平飼い卵マヨネーズ」は10カ月から13カ月に延長される。
消費者庁、農林水産省、国土交通省などは、食品の賞味期限の年月表示への変更を推進している。食品ロスの削減を目的とした取り組みであり、製造から3カ月以上の賞味期限がある食品については、「年月」表示が認められている。日単位での製造調整が不要になることで、食品ロス削減につながる。