本記事は月刊『販促会議』5月号に掲載されている連載「販売・接客のキーパーソン」の転載記事です。
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販売・接客の現場で活躍する、キーパーソンに迫る本企画。今回は、新千歳空港近くにあるオリックスレンタカーの田口 舞氏に取材。大規模なフラッグシップ店で、観光からビジネス利用までさまざまな利用者を前に丁寧かつスピーディーな接客を実現する田口さんがが、接客のコツを語った。
■今月のキーパーソン
オリックスレンタカー
新千歳空港店
田口 舞氏
高校卒業後、2012年から北海道内のアパレルショップで接客業務に従事。2015年から派遣スタッフとしてオリックスレンタカー新千歳空港店で勤務を開始し、2016 年4月にオリックス自動車に正社員として入社。
すべての利用者に対応する 心を込めたおもてなし
──田口さんはもともとアパレルショップの店員だったと聞きました。
アパレルショップでの接客経験を経て、2015年にオリックス自動車に入社しました。派遣社員として働いた後、その翌年から正社員として勤務しています。
アパレル業界での接客を振り返ってみると、当時はお客さまとの接点を持つタイミングの見極めが重要だったと感じます。お客さまの服装や動きからのニーズを察知し、適切なタイミングで声をかける。この経験は、現在の接客業務にも大いに活かされていると思っています。
レンタカーのカウンター業務でも、お客さまが何を求めているかを瞬時に察知し、その洞察をもとに必要なサービスを提供することを心がけています。
──新千歳空港店について教えてください。
新千歳空港店は、直営のフラッグシップ店舗として、現代的で洗練されたホテルのフロントのようなデザインが特徴です。敷地面積は東京ドームの半分ほど、駐車スペースは約2000台と、規模の大きい店舗となっています。
立地が空港近くで、観光地エリアに位置しているため、国内外から訪れる観光客やビジネス客など、多様なニーズを持つお客さまが集まるのが特徴です。私たちの主な業務は、レンタカーの受付、車両の引き渡し、お客さまへの案内などです。年齢層や目的に応じた柔軟な対応が求められます。
特に、グローバル化が進む中で、どのお客さまに対しても適切な対応をするために、一人ひとりのニーズに合わせた接客が重要だと感じています。