東京建物と読売広告社、空間メディア事業の新会社 30年度に売上30億円見込む

30年度までに30カ所設置・30億円目指す

ワンダースケープの事業計画は2030年度までに広告費などで売上30億円を見込む。同時に、首都圏や全国の主要都市にある約30の施設にサイネージなどの設備投資として50億円をかけていく。東京建物の開発物件を中心に拡大を図っていくが、他のデベロッパーが手がけた建物にも展開していく予定だ。

デジタルサイネージを提供する会社はいくつかあるが、サイネージとスペースを連動させていくことでクライアントニーズの充足を図っていく。またスペースオーナーも「公開空地」の有効活用に課題を感じていた。公開空地とは、大規模なビルやマンションを開発する際に敷地内に設けられるオープンスペースのこと。一定以上の空地を設けると、建築基準法に基づき容積率などの規制が緩和される。これまで高層ビルを建てるために公開空地を設けたものの、スペース利用の観点が入っていなかった。同社が設計段階から公開空地の活用を視野に提案していき、スペースやメディアの価値を高めていく。

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