マッチングアプリ「Tinder」を展開するTinder は4月23日、Z世代向けイベント「MATCH FES 2026」の開催発表に合わせ、新たなブランドキャンペーンを開始した。キャンペーンでは、Z世代を代表するアーティスト・LANAが書き下ろした楽曲を使用したブランドムービーを公開。LANA自身も出演し、YouTube・Instagram・TikTokで配信されている。
今年のブランドメッセージである「おい、わたし。わたしを、持て余していないか?」は、一歩踏み出したい気持ちと不安の間で揺れる若者に向けたものだ。
企画を担当したクリエイティブディレクター/プランナーの林苑芳氏は、今回のオリエンについて次のように語る。
「恋愛だけでなく、趣味や推し活、学びなど、あらゆる“出会い”を応援するブランドとして、Z世代にどう語りかけるかがテーマでした。Tinderらしい“ワイルドで、大胆で、挑発的”なアイデアを求められ、とてもワクワクしました」
今回の制作チームは平均年齢29.3歳。まさにZ世代の当事者を中心に構成されている。
マッチングアプリの広告では、「出会いの素晴らしさ」を強調することが多い。しかし林氏を含むZ世代のクリエイティブチームは、そこに違和感を覚えたという。自分たちを含めてZ世代がその広告に心動かされない理由として、「若者は出会いの素晴らしさには既に気付いていて、その手前に別のハードルがあるのではないか」と考えた。
「新しい友だちを作ったり、これまでとは違うコミュニティに所属したり、自分の世界を広げたい気持ちがある。でも、人からの見られ方や失敗への不安から、ついついめんどうと感じてしまう。それは、自分自身こそがブレーキをかけてしまっているのではないか」(林氏)
そこで重視したのは、リアリティ。企業目線のメッセージではなく、Z世代の当事者であるアンバサダーの“n=1の言葉”を届けることだった。
