三井不動産は5月27日、カナダ・モントリオールに本社を置くマルチメディアスタジオ Moment Factory と、Location-Based Entertainment(LBE)領域におけるパートナーシップを開始したと発表した。第1弾として、The Pokémon Company International と協業し、来場者がポケモントレーナーとしてポケモンの世界を体験できるイマーシブエンターテインメントを展開する。2027年春に欧州で開始し、複数地域での巡回開催を予定している。
LBEとは、特定の場所に足を運ぶことで体験できる没入型エンターテインメントの総称。今回のプロジェクトでは、ポケモンのブランド、Moment Factoryの演出力、三井不動産のリアルな場づくりの知見とネットワークを掛け合わせる。インタラクティブ技術とストーリーテリングを通じて、ポケモンの世界観をリアルな空間で表現。ファン同士がポケモントレーナーとして現実世界でつながりながら冒険できる体験を提供するという。
三井不動産にとって本プロジェクトは、LBE事業への参入を示す第1弾の取り組みでもある。同社は長期経営方針「& INNOVATION 2030」において「産業デベロッパー」への進化を掲げ、エンターテインメント領域への展開を重要な成長領域のひとつと位置付けている。今回のプロジェクトも、その戦略のもとで三井不動産が事業主体として推進するLBE事業の一環となる。
三井不動産はこれまでも、東京ドームのグループ会社化を契機にエンターテインメント領域の取り組みを強化してきた。約1万人規模の多目的アリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY」の開業、「MIYASHITA PARK」における施設全体の体験型メディア化、京都府立植物園の開園100周年記念事業として実施したナイトアートイベント「Light Cycles Kyoto」など、リアルな場とコンテンツを掛け合わせる取り組みを進めている。