テレビ朝日ホールディングス(HD)は5月27日、連結子会社のテレビ朝日が、新日本プロレスリングの株式を追加取得し、同社を連結子会社化すると発表した。コンテンツ・IP領域やイベント事業の強化を目的としている。テレビ朝日の取得価額は約12億1600万円。ブシロードが保有していた株式は、テレビ朝日とサイバーエージェントに譲渡され、議決権所有割合は両社とも46.3%となる。
テレビ朝日とサイバーエージェントが同率46.3%保有へ
テレビ朝日HDは5月27日、連結子会社であるテレビ朝日が、持分法適用関連会社の新日本プロレスリングの株式を追加取得し、連結子会社化することを決議したと発表した。
テレビ朝日は現在、新日本プロレスの普通株式340万株を保有しており、議決権所有割合は22.7%。今回、ブシロードから355万200株を追加取得する。取得価額は約12億1600万円で、取得後の所有株式数は695万200株、議決権所有割合は46.3%となる。株式取得の実行日は6月30日を予定している。
一方、ブシロードが保有する新日本プロレス株式1050万400株、議決権所有割合70.0%のすべてを、テレビ朝日およびサイバーエージェントに譲渡すると発表した。内訳は、テレビ朝日への譲渡が355万200株、サイバーエージェントへの譲渡が695万200株。譲渡価格は合計約35億9700万円で、テレビ朝日分が約12億1600万円、サイバーエージェント分が約23億8000万円となる。ブシロードは全株を譲渡する。
これにより、テレビ朝日とサイバーエージェントは、それぞれ新日本プロレス株式695万200株を保有し、議決権所有割合はいずれも46.3%となる。新日本プロレスはテレビ朝日の連結子会社となる。
「IP開発」「イベント」でトップ目指す経営計画の一環
テレビ朝日HDは2026年度から、新たな経営計画「START UP テレ朝!! 経営計画2026-2029」を推進している。この4年間を「挑戦(イノベーション)の4年間」と位置づけ、テレビ朝日のコンテンツ制作力と新拠点「東京ドリームパーク」を軸に成長を目指す方針を示している。
同計画では、コンテンツファーストで「IP開発」と「イベント」の領域でトップを獲得し、コンテンツ・IPをもとにグローバル展開を目指すとしている。そのために4年間で1000億円の戦略投資枠を設定し、コンテンツ・IP領域を中心に成長投資を行う方針だ。