「毎秒1本」コルクが抜かれる理由――モエ・エ・シャンドンが仕掛ける “祝福” のブランド学とラグジュアリー戦略

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宣伝会議が主催する、100社を超える企業のマーケティング責任者が集うコミュニティである「CMO X」では、CMO X LABと題して、企業視察などブランド体験ができる交流会を定期的に開催している。

2026年6月には、「CMO X」のメンバー有志が、モエ ヘネシー ジャパンのオフィスに集合。「CMO X」メンバーの一人である、モエ ヘネシー ジャパン 取締役 マーケティングディレクター モエ ヘネシー マーケティング部の島岡芳和氏の協力のもと、シャンパンとブランドの歴史を学びながら、「モエ アンペリアル」「ロゼ アンペリアル」「グラン ヴィンテージ」のテイスティングを行った。

偉大なる歴史と紡いでいく未来

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左から、モエ ヘネシー ジャパン 取締役 マーケティングディレクター モエ ヘネシー マーケティング部 島岡芳和氏、同社 モエ・エ・シャンドン ブランドディレクター, モエ ヘネシー マーケティング部 野村可能子氏。

今回のテーマは、「祝福のブランド学。― モエ・エ・シャンドンがつくる『シャンパンの魔法』」。

島岡氏は、「モエ ヘネシー ジャパンという会社は、LVMHグループの中のワイン&スピリッツ部門を事業している会社」と説明したうえで、「様々なブランドがありますが、シャンパンのビジネス、歴史を楽しんで知っていただくために、『モエ・エ・シャンドン』というブランドにフォーカスしてお話させていただきます」と挨拶した。

「Joining a great past with a great future」。島岡氏はこの言葉を「偉大なる歴史と紡いでいく未来」と説明し、何世紀にもわたる歴史への敬意を持ちながら未来に進むことが、「モエ・エ・シャンドン」の基本姿勢だと語った。

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歴史を学びながら「モエ アンペリアル」で乾杯。

モエ・エ・シャンドン メゾンは、創業者 クロード・モエにより、1743年に誕生。モエ家とシャンドン家の結婚によって、現在のメゾンが形づくられたという。また、「シャンパンの魔法を世界中に」という言葉を残した、モエ家3代目当主 ジャン=レミー・モエは、ナポレオン一世と親交があった。ナポレオン一世の生誕100周年を記念して、「アンペリアル」、フランス語で皇帝という意味の名前を冠したシャンパンが「モエ アンペリアル」と名付けられて、この世に送り出されたと説明した。

日本に最初のボトルが来たのは、1874年だと言われている。今では、「毎秒に1本、世界中のどこかで『モエ・エ・シャンドン』のコルクが抜かれている」とされるほど、世界中で広く親しまれている存在だ。

「祝福」や「勝利」の瞬間を象徴する、セレブレーションのアイコン

島岡氏は、ブランドが大事にする「Life is better when shared」という一節を紹介。「人生は分かち合うことで豊かになるという思いのもと、『モエ・エ・シャンドン』は人をつなぎます」と説明した。

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セレブレーションのアイコンである「モエ・エ・シャンドン」。

実際に、F1、ゴールデングローブ賞や映画祭など、「祝福」や「勝利」の瞬間を象徴する場面で、セレブレーションのアイコンとしてその地位を確立している。中でもF1は、「モエ・エ・シャンドン」がオフィシャルシャンパンであり、LVMHグループとして10年間の契約を結んだという。

また、「はじめてシャンパンを飲んだのは結婚式」という声も多いと紹介し、こうした体験機会がブランドへの入り口になると語った。

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