一部の地域で梅雨明けしたとみられるとの発表があるやいなや、あっという間に猛暑日になり、40度超えの酷暑日に迫る気温となっている。暑さが厳しい中では、コンロで火を使ったり、キッチンに立ったりすることが苦痛になることも。こうした厳しい暑さでの調理負担について、成城石井が初めて「酷暑時代のキッチン実態調査」を実施した。そこでは、コンロ調理のつらさ、献立を考える負担、物価高の三重苦が明らかになり、同社は「コンロキャンセル界隈」を救うべく、総菜の活用などを提案している。
「火を使う調理がつらい」(45.3%)、「献立を考える負担」(44.4%)、「食費の値上がり」(41.7%)と、夏のキッチン三重苦が並んだ成城石井の調査からは、食事づくりの負担が浮き彫りになった。ワインやコーヒー、スモークサーモンなどパーティーで重宝される商品を充実させている同社の売り上げは、12月を中心に秋冬に増え、それに比べると気温が高い時期は下がる傾向にある。近年は暑さが厳しく外出を控える人も多くなり、気温の高い時期が長いことから、「成城石井らしい、来店してもらえる商品づくりが必要と考え、初めて調査を実施した」と、様々な商品を手掛けてきた商品本部長の濱田智之氏は、調査実施の背景を話す。
調査は5月28日からの5日間、同社の公式アプリユーザー2031人を対象に実施。暑い時期に調理を負担に感じることや、献立を考えることに苦慮しているだろうと予測はしていたが、「予想以上に栄養バランスを重視されており、栄養への意識が高いことがわかった」(濱田氏)という。また、42.5%が「キッチンに立つ時間は15分以内に抑えたい」と回答し、特に共働きが多い40代以下の現役世代では52.8%に膨らんだ。理想では「栄養バランスを整えたい」(65.8%)が、現実は「手軽さが優先」(37.5%)とのギャップも。そうしたせめぎあいの中で、暑い時期の総菜の活用は「賢い選択・必要な選択」と認識している人は65.8%に上った。

