OSAJI代表 茂田正和さんが選ぶ10曲「ロマンティックの処方箋」

クリエイターの皆さんに独自のお題を設定してもらいプレイリストをつくってもらうシリーズ企画。今回はOSAJIの代表取締役CEO兼ディレクターで、レコーディングエンジニアのバックグラウンドも持つ茂田正和さんに選曲をしてもらいました。プレイリストはSpotifyでも公開中です。

日常にロマンティックを降臨させる音

僕と音楽の原点は中学生時代。同級生の女の子が教室で吹く『ルパン三世のテーマ』に魅了され、アルトサックスを始めたことでした。両親がジャズミュージシャンの渡辺貞夫さんのファンだったこともあり、ジャズやフュージョンが入り口に。その後、当時流行していたアシッドジャズなどに流れていきました。

高校生になってからはストリートカルチャーに憧れ、ヒップホップやハウスから入りつつ、ロンドンのアブストラクト・ヒップホップへ。さらにはノイズやアンビエントなど、かなりディープなところまで行き着きました。

音楽を仕事にしようとレコーディングエンジニアの専門学校へ行くも馴染めず、紆余曲折あって化粧品の道へ。開発を始めて約25年、独学ながらも皮膚科学や安全性など科学的アプローチで真面目に向き合ってきました。

しかしながら、僕自身はやはり化粧品というのは、誰かと出会うためだったり、何かに想いを馳せるロマンティックな存在であって欲しいと思うのです。

今回のプレイリストは、企画や処方を考える際、自分の中にロマンティックを降臨させるための選曲です。テーマは「メランコリック」。特にJane Birkin と井上陽水の『Canary Canary』は、過去の記憶や異国への旅の香りがフラッシュバックするようなニュアンスを持っています。

前半の鬱々とした気怠さや日々の悩みを感じさせる楽曲から、最後のCibo Matto『Moonchild』へ向けて、何かに焦がれる哀愁のメランコリーへとグラデーションしていく曲順にこだわりました。

現実と非現実が交錯するムードを楽しんでいただけたらと思います。

avatar
しげた・まさかず

レコーディングエンジニアを経て、2001 年より化粧品開発の道へ。17 年にブランド「OSAJI」を創立し、現在は同社代表取締役CEO 兼ディレクター。五感からのアプローチを重視し、テーブルウエア「HEGE」やレストラン、宿泊施設「しらかば荘」のプロデュース、著書『食べる美容』(主婦と生活社)の刊行など、ライフスタイルを彩る領域で幅広く活動している。

advertimes_endmark
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事