スターバックス コーヒー ジャパンは9月30日、ポケモンとの初のコラボレーションを開始した。社内のレシピコンテスト「ポケモン×スターバックス バリスタ バトル」から生まれた「ピカチュウ ハニークリーム ラテ」と、全41アイテムのコラボレーショングッズを展開する。今回のグッズには、ポケモンとともにバリスタの姿が描かれているが、SNSでは人物の描写に違和感を示し、購入を見送るという声も見られる。
ドリンクの開発では、700件を超える応募から選ばれた6人の従業員が、店舗の仲間や商品開発、マーケティングなどの専門チームと約6カ月かけてレシピを磨いた。最終審査では、それぞれが10分間のプレゼンテーションを実施。公式サイトでは、商品化された優勝作とともに、採用されなかった5人のドリンクやポケモンとの思い出も紹介している。
なぜ、グッズにバリスタを描き、時間をかけた開発過程や6人全員の物語を顧客に伝えるのか。同社に企画の狙いを聞いた。
10分間で伝える「なぜ、その一杯にたどり着いたのか」
コンテストの最終審査は2025年12月に開催された。出場者は、ポケモンとの思い出をドリンクにどう表現したかを語り、実際にドリンクをつくって審査員に提供。味やビジュアル、ドリンクが持つストーリーなどを総合的に評価した。
プレゼンテーションを設けた理由について、同社は「なぜ、その一杯にたどり着いたのか」を含めて評価するためだったと説明する。確認したのは、バリスタ自身のコーヒーとポケモンに対する情熱や知識、そして顧客にどのような体験を届けたいかという点だ。全国で販売する商品として、その背景にある思いやストーリーが共感を生むかどうかも審査要素になった。
商品開発において重視したのは、モチーフにしたポケモンが、考案者自身にとってどのような存在だったか。幼少期からの思い出や、ポケモンから受け取った学び、勇気が、それぞれのレシピに反映されているという。
「最終的には、ポケモンの魅力とコーヒーの魅力を自然につなぎ、お客様に新しいコーヒー体験を届けられるかという視点で総合的に評価しました。ストーリーは、商品の独自性や共感を生む力を支える重要な要素だったと考えています」(同社)
