なぜ「サンリオキャラクター大賞」はここまで盛り上がる? 7000万票を支える「推し活」の裏側

2026年で41回目を迎えた「サンリオキャラクター大賞」。総得票数は過去最多の7064万7379票に達した。46日間にわたる投票期間中、毎日欠かさず投票するファンもいれば、SNSでつながり、特定のキャラクターを応援する動きも生まれている。なぜ、ファンはこれほど熱心に参加し続けるのか。企画・運営を担当するサンリオの日置佳苗氏に聞いた。

※本記事は月刊『販促会議』2026年12月号「ファンダムマーケティング」特集の転載記事です。こちらの全文や他記事は、月刊『販促会議』2026年12月号本誌、「販促会議デジタルマガジン」にてお読みいただけます。

「サンリオキャラクター大賞」の歴史は、サンリオが発行する「いちご新聞」で実施された「サンリオキャラクター人気コンテスト」にさかのぼる。当時のエントリーは10キャラクター。その後、1986年に「サンリオキャラクター大賞」として正式にスタートした。第1回はハガキによる投票ながら、3万通を超える応募が集まったと、同社の日置佳苗氏は語る。

「当時から根底にあったのは、『キャラクターのことが好き、大好き』というファンの皆さんの気持ちをかたちにすることです。現在はそこからさらに進んで、1年で一番、ファンからキャラクターに、そしてキャラクターからファンへ“大好き”な気持ちを伝え合うイベントと位置づけています」(日置氏)。

「2026年サンリオキャラクター大賞」の結果発表イベントに集まったTOP15にランクインしたサンリオキャラクターたち。©︎ 2026 SANRIO CO., LTD. 著作 株式会社サンリオ ©︎ ’26 SANRIO 著作(株)サンリオ

毎日の投票を習慣に ファンの声から生まれた仕組み

開始から約40年。その間に大きく変わったのが、ファンが「好き」を伝える投票の仕組みだ。メインの応募方法はハガキからWebに移行し、現在はWebで1キャラクターにつき1日1回投票できるほか、「Sanrio+」の会員向け投票や、店舗・オンラインショップでの買い物を通じた投票など、参加方法を広げている。

Web投票も、ファンの声をもとに毎年改善している。そのひとつが、最大15キャラクターを登録してまとめて投票できる「お気に入り登録」だ。

「90ものキャラクターがエントリーする中、応援したいキャラクターそれぞれに毎日投票するのは大変だという声をいただきました。お気に入り登録も、そんなお客さまの声から生まれた機能です。このように、ファンの声を反映しながら、毎年少しずつ改善しています」(日置氏)。

46日間にわたる投票期間中、“毎朝起きたら投票する”など、投票を日課にするファンもいる。運営側も、投票した日数に応じて追加の投票チケットがもらえる「まいにち投票スタンプ」を設け、日々参加したくなる仕掛けを取り入れている。

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