ブランドにとって重要なのは、反対意見が生まれないことではありません。価値観が対立したときにも、自分たちは何に立脚して判断するのか。その背骨が見えることです。
これは、顧客に向けたコミュニケーションだけの問題ではありません。グローバルに事業を展開する企業であれば、同じ社会的な出来事でも、国や地域によって従業員の受け止め方は異なります。だからといって、相手に合わせてまったく異なる説明をするわけにはいきません。経営として何を正しいと考え、なぜその判断に至ったのか。その背骨を通したうえで、それぞれのステークホルダーに説明できることが重要です。こうした一貫性は、社外から見たブランドだけでなく、従業員のエンゲージメントにも大きな意味を持ちます。