企業の意思決定を問い直す良い判断を支える組織と文化(2) 「誰に嫌われるか」を引き受ける ブランドと倫理の関係

ブランドにとって重要なのは、反対意見が生まれないことではありません。価値観が対立したときにも、自分たちは何に立脚して判断するのか。その背骨が見えることです。

これは、顧客に向けたコミュニケーションだけの問題ではありません。グローバルに事業を展開する企業であれば、同じ社会的な出来事でも、国や地域によって従業員の受け止め方は異なります。だからといって、相手に合わせてまったく異なる説明をするわけにはいきません。経営として何を正しいと考え、なぜその判断に至ったのか。その背骨を通したうえで、それぞれのステークホルダーに説明できることが重要です。こうした一貫性は、社外から見たブランドだけでなく、従業員のエンゲージメントにも大きな意味を持ちます。

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