米国で、低収入層ほどテレビの視聴時間が長いことが、ニールセンの調査でわかった。2015年7~9月の調査で、14日に日本向けに発表した。メディア別の1日の平均接触時間では、テレビ(リアルタイム視聴)が2013年7~9月の4時間27分から、2015年は4時間7分に減った。一方、スマートフォンでアプリやWebサイト閲覧する時間は、13年の39分から15年は1時間11分と2倍近く伸びた。
低収入世帯のテレビ利用率は1日のすべての時間帯で高かった。月間の利用時間では、「リアルタイム視聴」と「録画番組視聴」を合わせ、世帯年収2万5000ドル未満(約295万円未満)は1カ月に211時間14分だった。同2万5000ドル~5万ドル(約590万円)は172時間25分、同5万ドル~7万5000ドル(約885万円)は144時間30分、同7万5000ドル以上は113時間41分。テレビはほとんどの人が持つため所持率の差は要因とならないという。
DVD、ゲーム機などテレビにつなげて利用する端末も含めると、平日の夜6時~9時の利用率で、世帯年収5万ドル~7万5000ドルがトップとなった。夜10時以降は世帯年収2万5000ドル以下が逆転し、1位だった。端末の保有率は高収入層が高いものの、低収入層がより長い時間利用しており、利用率では差が小さくなった。
スマートフォンでアプリやWebサイト閲覧の月間利用時間では、テレビほどの差は開いていない。世帯年収2万5000ドル(約295万円)未満が56時間19分、同2万5000ドル~5万ドル(約590万円)は51時間39分、同5万ドル~7万5000ドル(約885万円)は51時間38分、同7万5000ドル以上は44時間43分だった。
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