読売新聞社と日本テレビ放送網は5月、第9回(2015年度)「読売・日テレ アドバタイザー・オブ・ザ・イヤー」の結果を発表した。今年の受賞企業は、明治。贈賞式は6月9日、東京・内幸町の帝国ホテルで行われる。
「読売・日テレ アドバタイザー・オブ・ザ・イヤー」が創設されたのは2006年。4月から翌年3月までの1年間に、両媒体を通じて画期的で顕著な広告活動を行った企業または人物を顕彰している。両社が候補を数社ずつ出し合い、広告局・営業局の担当役員の協議によって決定する。過去の受賞企業は以下のとおり。
第1回(2006年度) エヌ・ティ・ティ・ドコモ
第2回(2007年度) 松下電器産業(現 パナソニック)
第3回(2008年度) キヤノン/キヤノンマーケティングジャパン
第4回(2009年度) シャープ
2010年度 休止
第5回(2011年度) サントリーホールディングス
第6回(2012年度) トヨタ自動車
第7回(2013年度) サントリーホールディングス
第8回(2014年度) 花王
明治への贈賞理由は「菓子や乳製品など商品の『おいしさ、楽しさ』に加え、昨今の消費者の健康に対する意識の高まりを汲み取り、新聞とテレビの媒体特性にあわせた宣伝活動を行ってきたこと」としている。
具体的には、例えば「明治おいしい牛乳フェスタ」と題した企画では、新聞広告と商業施設を連動させたほか、テレビ番組と連動したオーダーメイド型のCMを活用した商品広告キャンペーンを実施。また、高校サッカーへの協賛や情報番組への支援など、多方面で「豊かな食生活の実現」を目指した取り組みを行ってきた。
これらの広告展開が子どもからお年寄りまでを対象とする企業の宣伝手法として、効果的であったことが受賞につながった。
同賞の担当者は、審査の過程で感じた昨今の広告・コミュニケーション活動の傾向について、「ビジュアルメインの純広告やスポットCMに加え、新聞の記事体広告や、テレビ番組と連動しているように見せたCM、リアルイベントなどを駆使して展開することで、広告主が訴求したい商品の品質や機能性を、消費者に伝える手法が増えているように感じる」と話した。
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