7月19日、パフォーマンスホライズン(本社:イギリス)が、東京オフィスの体制拡充など日本市場での戦略を発表する記者説明会を開催した。
パフォーマンスホライズンは、パブリッシャー(アフィリエイトサイト)と広告主企業を直接つなぐ管理プラットフォーム「ExactView2」を提供するグローバルテクノロジー企業。プラットフォーム上でプロモーションの管理やデータ分析、キャンペーン最適化などのプロセスをリアルタイムで実行できる点を強みにする。現在、世界7都市に拠点を構え、金融・Eコマース、旅行などの業態中心に100社超のクライアントにサービスを提供し、また16万5000のパブリッシャーと提携している。
パフォーマンスホライズン 東京オフィス ビジネスデベロップメントの古賀剛氏は「リスティング広告、ディスプレイ広告などのオンライン広告の手段は、進化を遂げてきたが、誕生当時から大きな変化がなかったのがアフィリエイト広告の領域だ。当社は、ここに着眼し、アフィリエイト広告においてリアルタイムに成果を把握し、PDCAを回せる体制づくりをサポートすることを目指している」と説明した。
同社では、こうした手法・概念を「デジタルパートナーマーケティング」と呼んでいる。発表会に登壇した、日本・アジア太平洋担当ゼネラルマネジャーのピーター・マイコック氏は「アフィリエイト広告に特化したテクノロジーには独自性があり、すぐに理解を得るには、ハードルもある。日本ではデジタルパートナーマーケティングという概念自体の啓蒙にも力を入れたい」と話した。
パフォーマンスホライズンは日本では2015年4月にオフィスを開設。現在は、社員数は8名だが、昨年度比で260%の成長を記録したことから、日本を重要市場と位置付け、新たに10人の採用を検討。特に金融、Eコマース市場に注力して、事業拡大を目指していくとしている。
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