第38回「読者が選ぶ・講談社広告賞」(講談社ライツ・メディアビジネス局主催)の贈賞式が27日、東京都千代田区の帝国ホテルで開かれた。最高賞の「広告大賞」には、『ViVi』5月号に掲載されたコーセー「Visee(ヴィセ)」の広告が受賞した。コーセーは第35回、36回でも女性誌部門の大賞に選ばれている。
大賞に選ばれた広告はコーセー宣伝部内のクリエイティブチームによるもの。北川一也・執行役員宣伝部長は「カメラマンなどプロスタッフの手配から、撮影現場の仕切りまで、すべて社内で行った。普段は代理店やプロダクションなどといつも競いながら、良いクリエイティブを目指している。(今回の受賞で)社内のチームに力がついてきたことも喜び」とコメントした。
同賞は、講談社が発行する17誌(3月~4月発売分)の広告を対象に、インターネットとはがきによる読者からの応募投票を経て各賞を選定している。大賞のほかには17誌各誌の「雑誌賞」のほか、「特別賞」「デジタル部門賞」を選定した。
講談社の野間省伸社長は冒頭のあいさつで、『現代ビジネス』『ゲキサカ』『FORZA STYLE(フォルツァスタイル)』『mi-mollet(ミモレ)』といったデジタルメディアの広告が好調と強調。来年は「デジタル広告大賞」を立ち上げると述べ、デジタル領域への注力をアピールした。
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