【前回】「「ネットのコンテンツだから安いよね」というイビツな常識をわれわれは叩きつぶせるか?」という話」はこちら
このところメディアは揺れています。それとともに広告も揺れています。揺れても広告はなくなったりはしませんけど、これまでと「あり方」が大きく変わりそうです。
その「これからのあり方」が頭の中でようやく整理できてきたので、今日はそれをみなさんに開陳します。正しいかどうかわかりませんが、方向性としては誤ってはいないと思います。すごくだいじな話なので、よーく読んでくださいね。
ネット広告って、そもそも“広告”なの?
最初はすごーくイヤな話から入ります。特にネット広告を舞台に仕事してきた人は、顔を真っ赤にして怒るかもしれない。でもここから話さないと始まらないので書きますね。
例えばFacebookを眺めていた時、誰かが気になる記事を投稿していたとします。読みたいなと思って開くと、こんなことになっている。
これ、どっちも実際のページをキャプチャーしたものをほぼトレースして作った図です。本当にこんなのいっぱいあります。
説明は要らないと思いますけど、簡単に触れると、左側は記事を読むつもりで開いたらどれが見出しで記事本文かわからないくらい広告で埋め尽くされている。それでも記事本体を見極めて、続きを読もうとするとうっかり広告枠に触っちゃってワケのわからないページに飛ぶ。腹が立ってもう読むのやめちゃいます。
