【前回の記事】「#SXSW2017 「GLICODE」出展を通じて感じた「技術教育」市場の盛り上がり」はこちら
村上晋太郎 Shintaro Murakami
電通 CDC クリエーティブ・テクノロジスト
東京大学で自然言語処理、画像認識を専攻する傍ら、iOSアプリ開発やWebサービスの開発にも携わる。2016年電通入社後、クリエーティブ・テクノロジストとしてデジタルクリエーティブ系のプロジェクトを担当。学生時代のプログラミング経験を活かし、モバイルアプリやIoTデバイスのプロトタイピングなどに取り組む。
教育を柱としたイベント「SXSWedu」、そしてSXSWについて、複数回にわたって現地レポートをお送りしています。3回目の今回は、SXSWのユニークなプロダクトが集まる「InteractiveInnovation Awards Finalist Showcase(インタラクティブ・イノベーション・アワード)」のレポートをお送りします。
インタラクティブ・イノベーション・アワードとは
インタラクティブ・イノベーション・アワードは、2016年の革新的なプロダクトを評価する賞で、13のカテゴリと7つの特別賞が用意されています。カテゴリー毎に5チームのファイナリストが選出され、合計65チームがHilton Austinの会場にて「Finalist Showcase」と呼ばれる展示を行います。
今回はこのFinalist Showcaseの中で、新しいアイデアのタネになるようなユニークで面白いプロダクトや、革新的で未来を感じたプロダクトをご紹介します。
筆で操作できる高感度タッチパネル「The Sensel Morph」
最初に紹介するのは、高感度タッチパネル「The Sensel Morph」です。5グラム~5キログラム(3万2000段階)の感度を持った感圧素子が約2万個敷き詰められたマルチタッチパネルで、その高い感度ゆえに、筆による微細なタッチからドラムスティックで叩くような激しい操作まで検知することができます。また、ゴム製のパッドを載せることでさまざまな道具に姿を変えることができます。
会場では「The Sensel Morph」を「ピアノ」「ドラム」「DJキット」などの音楽ツールや「ゲームコントローラ」「キーボード」などの入力デバイスに変えることができるゴム製のパッドが展示されていました。柔らかい素材であればどんなものでも上に敷いて使うことができるため、自作のゴムパッドをつくれば、いろいろな道具に変身させることができます。また、Githubで開発ツールが公開されているため、自作のソフトウェアに組み込むことも可能です。開発者のアイデア次第で用途が広がる、夢のある展示でした。
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