【前回コラム】「WeChatはメッセージを送り合うだけのものではなかった — 中国SNS事情」はこちら
【著者】
近衞元博
迪尓希(上海)広告有限公司 (英語名:D2C China Co., Ltd.)
CEO(総経理)
慶応義塾大学経済学部卒業。2001年Webデザイナーとしてキャリアをスタート。ディーツー コミュニケーションズ(現D2C)入社後、2006年より株式会社電通に出向し、その後5年間、電通のデジタル・ビジネス局にてモバイル領域のプランニング並びにサイト制作を行い、多数の大型クライアントのキャンペーン設計に携わる。2011年8月、迪尓希(上海)広告有限公司(D2C China)設立に伴い、同社の総経理(CEO)に就任。中国において、デジタルを活用したキャンペーンを精力的に手掛ける。2016年、中国で最も権威と影響力のある「中国国際広告祭」の「中国広告長城賞- インタラクティブ・クリエイティブアワード」でグランプリを獲得。
こんにちは。D2C China代表の近衛元博です。
中国のデジタルビジネス最前線をレポートする本コラム。二回目はみなさんにもなじみのある「乗り物」と「スマートフォン」を掛け合わせ成功した今注目のサービスをご紹介したいと思います。
みなさんは「自転車シェアリング」を利用したことがありますか?日本でも一部の地域ではサービス提供が始まっていますが、中国では都市部を中心にここ1、2年で、爆発的に普及しました。上海でも、今や街のいたるところで見かけるようになりました。80~90年代頃は”自転車大国”と呼ばれていた中国ですが、急激な経済成長を遂げた今、人々の移動の中心は車。では、なぜここにきて再び自転車が脚光を浴びているのでしょうか。
自転車シェアリングで“ちょっとそこまで”を便利で手軽に。
自転車シェアリングとは、街中に設置されている自転車を誰でも気軽に利用できるサービスですが、いったいどのような目的で利用されているのでしょうか。自転車シェアリングの利用目的TOP3は「通勤時の交通補助」「市内の短距離移動」「学校内の移動」となっています。つまり、車や電車を使うほどでもない”ちょっとそこまで”の移動に使われているようです。
実際、何人かの知人に利用状況を聞いてみたところ、「時間に余裕があるときに自宅から会社まで利用する」、「クライアント先まで一駅しかないので、訪問するときに利用している」と言っていました。他にも、観光客が市街地を観光するのに利用するというケースも増えているようです。
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