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プロジェクトは発酵させよ!「発酵文化人類学」の著者が語るその意外な共通点とは

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宣伝会議から『予定通り進まないプロジェクトの進め方』を上梓した前田考歩氏が、『発酵文化人類学』の著者で発酵デザイナーの小倉ヒラク氏と対談を行いました。
発酵文化とプロジェクトの進め方、一見なんの関わりもないように見える両者ですが、実は多くの共通点がありました。今回の記事は第一弾として、小倉さんが山梨で行っているラボの開発をプロジェクトとして捉え、そのブリコラージュ(日曜大工)的進行からプロジェクトの進め方について考えます。

前田考歩(プロジェクトエディター)×小倉ヒラク(発酵デザイナー)

はじめに

前田:先日、宣伝会議から『予定通り進まないプロジェクトの進め方』を出させてもらいました。まずはこちら、お読みいただけましたか?

小倉:拝読しました。プ譜(プロジェクト譜)、いいですね(笑)

前田:この本を書いた意図としては、プロジェクトって狭義なシステム開発とか、プラント開発とかだけで捉えられている節があると思っていて。

小倉:PMBOKとかですよね。

前田:そうそう。で、今回は狭義のシステム開発以外の–例えば、小倉さんがやってらっしゃるような町づくりもそうですし、子育てなんかもそうですし–そういった“いわゆるプロジェクトマネジメント”がこれまで対象としてこなかった領域の人たちからお話を伺って、お互いに学びとか気付きとかを得られればと思っています。

小倉:実は今日、1個テーマを持ってきたんですよ。

前田:実は僕も…でもヒラクさんから聞こうかな(笑)

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