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テレワーク導入16社が緊急会合 子育てと在宅業務の両立で課題共有

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首都圏のIT企業など23社が連携してテレワークのノウハウ共有するTDMテレワーク実行委員会は、3月10日に都内で第2回緊急ミーティングを開催し、16社が参加した。3月2日から春休みまでの臨時休校要請に伴って子どもとテレワークを行っている参加者らが、現状や課題を共有した。

同委員会は、ミーティングの最後に参加者の意見を整理。

子どもとのテレワークを実施するにあたり、以下の3つのポイントを意識した働き方を考えるべきだと提言した。

①長時間子どもを1人にさせない工夫を考える
②子どもの運動の機会をつくる
③家族に機密事項が伝わらない工夫を考える

会場とオンラインの両方で実施。メディアの取材も約20社入った。画像はオンライン画面のスクリーンショット。

緊急ミーティングでは、実際に子どものいる家庭でテレワークをしている参加者らがディスカッションを行った。

そこで出た意見を提言に沿ってまとめると以下の通りだ。

①子どもを1人にさせない工夫
「できるだけ子どもが遊びに集中している時間に、仕事をするようにしている」
「無視をしているのではなく仕事をしているのだと、子どもに伝えている」
「子どもどうしをオンライン通話でつなぎ、ゲームなどを友達と一緒に楽しんでもらっている」

②子どもの運動機会をつくる
「子連れで実家に帰り、子どもは人のあまりいないエリアで遊ばせている」
「ランチタイムになわとびをさせるのが日課になった」
「毎朝のオンライン朝礼で筋トレや顔のトレーニングなどを行っているが、子どももマネをして参加するようになった」

③家族に対する機密事項の保守
「夫婦が両方とも在宅、かつ子どもが3人いるのでオンラインミーティングの場所に困っている。今のところは時間が被らないように調整している」
「機密を守るためにウィークインクローゼットで仕事をしているという社員もいる」

mofmof採用・広報担当の高梨杏奈さん(スクリーンの中)は、子どもとのテレワーク中にオンライン参加した。

テレワークは、子どもに親の仕事を知ってもらえる絶好の機会でもある。2016年から在宅勤務を導入しているシックス・アパート広報の壽かおり氏は、「機密事項でない仕事は、子どもにも共有して“こういう仕事をしているんだよ”と伝えることがあります。昔はデスクの上に当社のマスコットが置いてあったことから、キャラクター関係の仕事をしていると思われていたようですが、今では“広報”という仕事について、少しは理解してもらえていると思います」と話した。

同委員会は今後も不定期でノウハウを共有するミーティングを開催していくという。

「第2回緊急ミーティング」参加企業

(主催者発表、五十音順)
アステリア/e-Janネットワークス/ガイアックス/かっこ/協和/シックス・アパート/シノプス/ストリートアカデミー/トラベロコ/プレシャスパートナーズ/ベンチャーリパブリック/ホワイトプラス/MUGENUP/mofmof/リンクバル/Waris/