テレビ大阪は、12月1日、キャスティングやコンテンツ制作、広告関係者など、動画活用のプロをターゲットに、タレントの宣材動画を撮影・配信する企画「ニュスター発掘!わたしみつけてほしいんです」をスタートした。同社の公式YouTubeチャンネルのほか、動画を中心に発信するTwitterアカウント(@tvo_doga)などで配信していく。
第一弾は、松竹芸能と連携し、関西で活動する3組のタレントの動画を撮影した。
企画の背景として、タレントの宣材は通常、テキストベースのプロフィールとスチール写真が一般的で、放送などの実績はあっても、映像の権利は持っておらず、公に動画宣材として活用することは難しい、などがあった。一方、ネットメディアを中心に、コンテンツや広告の世界で動画の需要が拡大する中、テレビ映りやタレントの“素の表情”などを、映像で確認したい、という制作側のニーズは、今後もますます広まっていくと予想される。そこで、本企画で制作された動画を通じ、まだ実績の乏しいタレントの発掘に役立ててもらいたい考えだ。
一方、同社にも、公式YouTubeチャンネルの拡大やSNS運用、その有効なマネタイズ戦略の構築などの課題があった。そこで“バズる”配信動画を制作したい、との考えから、本企画に至ったという。
企画を立案した同社経営企画局デジタル新規事業部の増田尚志部長は、「今後のビジネス化については、特定の事務所のオーダーを受けて動画宣材を作る請負業務のほか、企業のPR商材とコラボレーションするなど、多くの可能性を考えている。映像をベースにしたコンテンツ制作者は増え続けており、今回制作した動画を観て出演タレントのブッキングを検討してくれたらありがたい」とコメントしている。
第一弾に出演したタレントは、尼崎市出身の同級生漫才コンビのパンドラ(伊東和輝さん・福田和真さん)、倉澤友梨奈(くらさわゆりな)さん、池畠結花(いけはたゆいか)さんの3人。「クイズ形式で自己紹介をする企画」や「一人で妄想芝居にチャレンジする企画」「猫になりきって可愛さを表現する企画」など、各自、自身のPRに最適なネタを選んで撮影に臨んだ。
動画は、タレントの素の表情を見せるため、スーパーなどの加工処理はほとんど行わずに制作されているという。増田部長は「全国の監督さん、プロデューサーさん、CMプランナーさんなど、多くのコンテンツ関係者に観てほしい」と話した。
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