チーターデジタル合併のCMグループ CEOが考える日本市場への期待

米国・テネシー州を拠点に世界的なMarTech企業を複数傘下に持つCMグループは、2022年2月に次世代の顧客エンゲージメントソリューションプロバイダーであるチーターデジタルの合併完了を発表した。2022年8月、CMグループ最高経営責任者(CEO)であるウェルフォード・ディラード氏(Wellford Dillard)が来日したことを機に、チーターデジタルとの合併、CMグループとしての日本市場への期待について聞いた。

ウェルフォード・ディラード氏(Wellford Dillard)
CMグループ CEO

ソフトウェア業界で15年以上の経験を持ち、CM Group以前にも、OPower社(OPWR:Oracleに売却)、GetWellNetwork社(Welsh、Carson、Anderson、Stoweに売却)など6社で最高財務責任者(CFO)を歴任。ソフトウェア業界で経営幹部を務める以前は、経営コンサルティング、投資銀行業務、株式調査などに従事。メリーランド大学MBA取得、メンフィス大学ファイナンス(金融学)学士号取得。

 

チーターデジタルと合併 あらゆる規模の企業へ対応が可能に

― CMグループの事業概要について教えてください。

私たちCMグループは、2017年に設立した、リレーションシップマーケティングに特化したテクノロジーを提供する会社です。本社は米国テネシー州ナッシュビルにあり、その他に米国内のインディアナポリス、ロサンゼルス、ニューヨーク、ピッツバーグ、サンフランシスコなどをはじめとして、計10の拠点を持っています。米国以外ではオーストラリア、英国、ベルギー、フランス、ニュージーランド、ウルグアイで事業を展開しています。

当社ではこれまでも世界のマーケターと、彼らの顧客との良好な関係構築にコミットするため、多様なMarTech企業を仲間として迎えいれてきました。現在のCMグループ傘下には、Eメールマーケティングにおいてソリューションを提供するCampaign Monitor、 Emma、Vuture、Liveclickerをはじめ、メディアを横断しながらも顧客ごとにパーソナライズされたコミュニケーションが可能なMAツールを提供するSailthru。そして、よりパーソナライズしたマーケティングコミュニケーションを可能にする顧客データプラットフォーマー Selligent Marketing Cloudがあり、顧客の規模、ニーズに合わせてマーケティング活動を支援しています。

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