東京広告協会は12日、第43回「白川忍賞」を藤重貞慶氏(ライオン 特別顧問)に贈呈すると発表した。また同賞の「特別功労賞」に日本アドバタイザーズ協会・日本民間放送連盟・日本広告業協会による「字幕付きCM普及推進協議会」が選出された。
「白川忍賞」は1947年に設立された日本広告会(現・東京広告協会)の初代理事長を務めた故・白川忍氏(資生堂宣伝普及部長、同常務取締役など歴任)から贈与された寄付金をもとに、1982年に制定されたもの。同氏の広告界における卓越した業績を讃えて、毎年広告の発展向上に貢献した業績や活動に対して贈られる。
藤重氏はライオン代表取締役社長、代表取締役会長を歴任し、2021年より現職。ライオンでは主にマーケティング、商品企画を担当し社業の発展に寄与。ACジャパン理事長、日本マーケティング協会会長なども務めた。
また「特別功労賞」を受賞した「字幕付きCM普及推進協議会」は2014年10月、日本アドバタイザーズ協会、日本民間放送連盟、日本広告業協会の3団体によって設立された。
字幕付きCMは聴覚障害者向けに、音声情報を文字にして画面に表示することで内容理解を手助けするもの。音声を出せない場所でのテレビ視聴を補助する手段としても利用されている。
セミナーの開催、ロードマップの策定、字幕付きCM訴求CMの放送、字幕付きCM素材搬入基準の改訂などに取り組んだ結果、2022年10月からすべての放送枠で字幕付きCMを放送できるようになった功績が評価された。
贈賞は、2月20日、帝国ホテルで開かれる第96回定時総会の席上で行われる。
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