ヤフーは20日、地図や飲食店、道路交通情報など「ヤフー・ジャパン」内の地域情報関連サービスを統合し、4月上旬にリニューアルすると発表した。スマートフォン(高機能携帯電話)の普及拡大などで地域コンテンツへのニーズが高まっているとして、分散していた各サービスを集約してユーザーの利便性を高める。飲食店・各種店舗などが集客のためにホームページを持てる事業主向けサービスも刷新する予定で、20日から広告会社経由の営業を開始した。
地域の生活密着型サービスを「Yahoo!ロコ」との名称で統合し、ユーザーは現在地や目的地情報をもとに交通手段の検索や周辺店舗の情報などを一覧表示する。お気に入りの店舗をブックマークすると、店舗からお知らせメールなどが届く機能なども加える。同社によると、「現在のサービスで月間利用者数2600万人、約17億ページビューの利用がある」(喜多埜裕明・取締役最高執行責任者)とし、今後の拡充でさらなる利用増を見込んでいる。
事業者向けサービスは、PC、携帯電話、スマートフォンに対応したホームページを「Yahoo!ロコ」内に作成し、お勧め情報を発信したり、クーポンを発行したりすることができる。掲載料は無料のエントリープランのほか、年間3万6000円の定額プラン、飲食店向けには固定費のほか予約1件につき500円を加算するプランもある。
これまでは「Yahoo!グルメ」などで、店舗が有償でホームページを掲載するサービスがあり、すべて広告会社など販売代理店経由で扱っていたが、新サービスに移行する。新サービスは代理店経由の販売のほか、オンラインでの登録も受け付ける(3月上旬予定)。
サービス開発にはスマートフォンなど携帯端末での利用を強く意識しているとし、「将来的にはアクセスの約半数がスマートフォンになるのでは」(殿村英嗣・BS事業統括本部長)との見方も示した。
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