ADKマーケティング・ソリューションズ(ADK MS)は4月17日、「Global IP Power Survey 2026 Report」を発表した。本レポートは、ADK MSがADKエモーションズと共に日本・北米・中国・タイ・インドネシアの5市場、約23,000人を対象に実施した作品・キャラクター(以下、IP)に関する調査の結果をもとに作成したもの。
昨今、IPは世界各国で日常的な娯楽として定着し、各作品のIP体験の多層化・多様化が進んでいる。このような状況を踏まえ、本調では各国のIPとの接触形態や意識について、共通点・相違点を示す結果となっている。
主な調査結果は、以下の通り。
「好きなIPは?」各国のトップ20、日本発が9割を占める
調査対象である、日本・北米・中国・タイ・インドネシアの全5市場で、7割以上の人が好きなIPを1つ以上回答。IPが国境を越えたエンターテインメントとして深く根付いている実態が明らかになった。
特に中国では、全体で96.6%(大人96.4% / 子ども96.8%)という極めて高い受容性を示し、日本(全体81.7%)より高い結果となった。米国(全体84.7%)においても、IPが世代を問わず日常に根付いていることが見て取れる。
さらに、各国の「好きなIP」トップ20を見ると、日本発では90%、タイ発では80%と、上位のほとんどを日本発IPが占めた。アメリカ・中国・インドネシアにおいても日本発IPが半数以上を占めており、日本のIPが世界で広く愛されていることが判明した。
中国では「感動もの」が好かれる? 国ごとで違うIPに抱く “感情”
IPとの関わりを通じて得られる “感情” を各国比較したところ、日本・米国・インドネシアは「楽しさ(笑える・元気が出る)」が突出しており、同様の傾向を示した。一方で、中国では「感動・興奮」、タイでは「楽しさ」に加えて「癒やし」を求める傾向が強いこともわかった。
また、「ストーリー×キャラクターデザイン」5カ国共通して魅力だと回答した一方、国ごとに異なる特徴がみられている。
日本はストーリーに深く入り込み、背景や設定まで読み解いて楽しむ「没入(世界観)型」、米国はストーリーに加え作画や出演者・制作陣など制作の質を重視する「クオリティ評価型」、中国は鑑賞だけでなくファンイベント、グッズ展開など “体験” を重視する「体験拡張期待型」の傾向が見られた。

