次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する月刊『宣伝会議』の連載『R30のホープたち』。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのだろうか。今回は、メルカリで活躍する今岡駿介さんに話を聞いた。
※本記事は月刊『宣伝会議』4月号の転載記事です。
注目のマーケティングキーワード「AIエージェント」
これまでのAI活用は、特定の入力に回答を期待する点の作業でした。しかしAIエージェントの本質はプロセスの統合です。核となるのはA2A(エージェント間連携)。調査から制作まで各専門AIが自律的につながり、一気通貫でアウトプットを出す。マーケターは「実務の量」ではなく「AIを使いこなし最短距離で成果を出したか」が評価される時代へ。いかにAIを指揮し事業成長を担うかが鍵になると考えています。
情報系学科から広告会社へ より大きな挑戦を目指し転職
月間利用者2300万人(2025年5月時点) を超えるフリマアプリ「メルカリ」。そのマーケティング組織で、新規顧客獲得を中心としたチームとキャンペーンやマスプロモーションを中心としたチームを兼務するのが、2024年7月に中途入社した今岡駿介さんだ。Z世代に特化したプロジェクトや、マス広告のデジタルシフトを推進し、サービス全体の成長に取り組んでいる。
大学では情報科学を専攻していた今岡さん。漠然と「エンジニアの仕事に就くのかな」と考えてはいたものの、どこかしっくりこなかったという。
「学生時代のアルバイト先が、集客に苦労していました。その時に漠然と、情報を広く届けることの難しさと重要性を感じたんです」。
その思いから、卒業後は地元・岡山県の広告会社に就職。広告運用やWebサイトのデータ分析に没頭するなかで、「もっと、自分にできることを増やしたい」と事業会社へ転職し、マーケティング責任者を経験。次なる挑戦の場として3社目に選んだのが、メルカリだった。
そんな今岡さんがいま、メルカリで取り組むテーマのひとつが、Z世代の新規会員登録数の増加だ。広告を毛嫌いする傾向のあるZ世代に、これまでのマーケティングではなかなか手応えがなかったという。
「そのなかで、当初はとりあえずこれまでの勝ちパターンなどをベースに、クリエイティブを量産しましたが、効果は軽微なものでした。企画側にリアルなZ世代の肌感がわかるスタッフが不在で、デスクリサーチに偏っていました。いま振り返って思うことは、彼らのリアルな行動や感情の理解は難しかったです」。
そこで、……
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