ポテチは白黒、おかきは“透明” カルビー以外にも広がる「包材パニック」、過剰報道と言われようと供給不安は“包み隠せず”か

中東情勢の影響が、店頭や包装にも出始めている。カルビーの「ポテトチップス うすしお味」など一部商品のパッケージが、順次白黒の2色に変更されると報じられた。FNNによると、ナフサが高騰する中、印刷インクなどの調達が不安定になっているためで、5月25日以降の出荷分から順次変更されるという。

パッケージに無地のシールやマジックでお絵かきできるイベントを実施したコンフォート

供給不安を背景に包装を簡素化する動きは、カルビーに限らない。セブン-イレブン・ジャパンはネットギフトで、デザインや色、材質、包装形態を変更する可能性を告知。コープデリ連合会は無地・色違い包材で商品を届ける可能性を示し、和歌山の食品卸コンフォートは、包装資材不足を受けて新商品を透明無地袋で販売した。

過去には、東日本大震災後に清涼飲料業界の業界団体がペットボトルキャップを白無地に統一した例もある。今後も供給不安が続けば、各業界で同様の動きが広がる可能性がある。

セブン-イレブンはデザインや色の変更可能性を告知

セブン-イレブン・ジャパンは5月11日、セブン-イレブン ネットギフトで「中東情勢に伴う資材供給への影響について」と題したお知らせを掲載した。原油・ナフサなどの調達に影響が生じ、石油化学製品の供給制限が発生しているとして、プラスチック製品(フィルム、トレー、包装資材など)をはじめとする各種資材の調達が困難な状況にあると説明している。

今後の情勢次第では、商品仕様の一部を変更する可能性があるとも告知した。具体例として挙げたのは、デザイン、色、材質、包装形態などだ。

コープデリ、無地や色違いの包材で配送の可能性

会員生協への商品供給や物流、商品媒体作成、システム共同化などを担うコープデリ連合会も5月11日、中東情勢の影響による石油由来原料の不足により、商品や容器・包装資材、インクなどの調達が困難な状況が続いていると告知した。燃料不足により、工場や漁船の操業、航空便・船便にも影響が出ているとしている。

安定供給に向けた対応として、宅配商品を通常とは異なる包材で届ける場合があるとも説明した。具体的には、無地や色違いなどの包材を用いる可能性を示している。加えて、生理用品、吸水ケア用品、大人用おむつ用品などの「目隠し袋」についても、原料不足により在庫がなくなり次第、当面休止するとしている。

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