アダストリア、AI共創の新ブランド「ELMIRA」始動 実在モデル・SHIHOをAI化、商品企画への活用も

アダストリアは9月30日、AIと共創する新アパレルブランド「ELMIRA(エルミラ)」を立ち上げると発表した。40~60代の女性をメインターゲットに、「エレガント×低価格」を掲げ、10月8日から公式Webストア「and ST」で販売を開始する。AIによる業務効率化を進め、平均価格3000円前後を実現したという。

同ブランドでは、AIによる完全自動化ではなく、クリエイターとAIの「共創」を掲げる。特徴のひとつが、実在するモデルのSHIHOを撮影したデータをもとにAI生成し、ブランド専属のAIモデルとしてIP化した「AI SHIHO」だ。AIと人の技術を組み合わせることで、業務効率化とクリエイティブの品質の両立を図る。

商品は、体のラインを自然にカバーしながら、品の良さや華やかさを取り入れたデザインを特徴とする。トップスやパンツ、ワンピース、ニットなどを展開し、価格は2000~4000円台が中心。日常着から友人とのランチ、フォーマルな場面まで幅広いシーンでの着用を想定する。

メインターゲットを40~60代とした背景には、ライフステージや体型の変化に伴う服選びの悩みがある。同社は「ハイブランドほど高価ではなく、若者向けのプチプラでは品質やデザインに満足できない」というニーズを捉え、「いまの私に、似合うをもう一度。」をブランドコンセプトに据えた。

AI活用は、ブランドビジュアルの制作にとどまらない。今後はAIを用いたマーケットデータの分析や商品企画にも本格的に取り組む予定。顧客ニーズを捉え、商品開発へフィードバックする仕組みの構築を目指す。

「ELMIRA」は9月30日から商品を先行公開し、10月8日正午から順次販売を開始する。販売は公式Webストア「and ST」で行う。

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