「買う5秒前」を買う5秒前
草場滋(「指南役」代表)
メディアプランナー。エンターテインメント企画集団「指南役」代表。テレビ番組『逃走中』(フジテレビ)の企画原案、映画『バブルへGO!!』(監督・馬場康夫)の原作協力、雑誌連載「テレビ証券」(日経エンタテインメント!)の監修など、メディアを横断してプランニング活動を行う。著書に『キミがこの本を買ったワケ』(扶桑社)、『タイムウォーカー』(ダイヤモンド社)、『「考え方」の考え方』(大和書房)、『情報は集めるな!』(マガジンハウス)、『幻の1940年計画』(アスペクト)、『テレビは余命7年』(大和書房)ほか。ホイチョイ・プロダクションズのブレーンも務める。
このコラムについて
2015年2月末日、書籍『買う5秒前』を宣伝会議より発売します。
この本を買う直前、いったいどんなことが起きるのか――。
そう、僕らは何か明確な理由があって毎度買い物をしているワケじゃありません。
多くは買う直前――“5秒前”に正体不明の何者かに、背中をドンッと押されて、ものを買っています。
一体、何があなたの背中を押したのか。
書籍では、「本能」や「ソーシャル」など、6つのカテゴリに整理して、その正体を解き明かしました。
本コラムでは、いくつかの買うシーンを登場させながら、そのカテゴリを解説していきます。
草場滋さんのコラム
「瞬」を読む!はこちら
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結局、最後に背中を押すのは「人間力」
このコラムもいよいよ最終回。これまで人の“買う5秒前”に迫り、何が彼らの背中を押したのか?——の正体に迫ってきた。
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買う5秒前、その“逆張り”に背中を押されるワタシ
三谷幸喜監督の映画『清須会議』にこんなシーンがある。 役所広司演ずる柴田勝家が、信長の妹のお市と結婚することになり、小日向文世演ずる丹羽長秀から助言を受ける。
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買う5秒前、背中を押された“裏ターゲット”
ベルリンの壁が崩壊したのは、今をさかのぼること26年前、1989年の晩秋である。
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買う5秒前、シンプルで美しいアイデアが背中を押す
突然だが、ドイツのインダストリアルデザイナー、ディーター・ラムスの「グッド・デザインの10カ条」をご存知です? それは——
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パンケーキより、パンケーキが好きなワタシが好き
いつからだろう。ホットケーキをパンケーキと呼ぶようになったのは。 今、若い女性たちがパンケーキと呼んで、ありがたがっている代物は、昭和の時代はホットケーキと言って、主に家庭で市販のホットケーキミック...
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彼女がそれを買う5秒前、「背伸びしたいワタシ」の“本能”が背中を押す
1人の新人OLがいる。トシは22、3。親のコネで中堅どころの商社に入ったけど、仕事にモチベーションを感じず、学生時代から付き合うカレはメーカーに入って名古屋に赴任。当面の悩みは空いた金曜夜の過ごし方と...
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買う5秒前、何があなたの背中を押したのか?
もう20年以上前の話になるけれど、もし神の啓示というものがあるとしたら、あの時の僕がそうだったのかもしれない。