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伊藤園、缶コーヒーに6000GRP

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タリーズ新商品で攻勢

伊藤園は3日、1日に発売した缶コーヒー新商品2種のテレビCMの放送を始めた。10月29日、都内で開いた発表会で「6000GRPを2011年4月末までに出稿する」と社三雄・専務取締役商品企画本部長が明らかにした。秋冬シーズンの缶コーヒー最需要期に向け、同カテゴリーで先行する競合各社に真っ向から勝負を挑むかっこうとなる。社専務は「1年間では10000GRPは必要」との見方も示した。イメージキャラクターには女優・真木よう子を起用、ターゲットの30歳代~50歳代から支持獲得を狙う。広告会社は電通、制作会社は東映シーエム。

傘下の大手コーヒーチェーン「タリーズ」との共同開発シリーズ「タリーズコーヒー バリスタズチョイス」のラインナップで、初の190グラム缶コーヒーとなる。ブレンドと乳飲料規格のラテの2種類を投入した。価格は130円(税込)。6カ月で150万ケースの販売を目指す。うち7割は小売り、3割を自動販売機で販売する計画だ。

一般的な缶コーヒーの価格より割高の設定としたが、社専務は同価格のボトル缶タイプが定価での販売で好調であることに触れ「小売り各社からも支持を頂けることと考えている」とした。消費が増えている無糖タイプや微糖タイプについては「商品数が増えすぎ、伸びは頭打ちとなるのでは。ブレンド、カフェオレタイプの新商品で、存在感を得ていきたい」とした。伊藤園はタリーズブランドを冠したボトル缶コーヒーを09年11月に発売して以来、同カテゴリーの売上高を伸ばしている。