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当て字ドメインは印象に残らない?日本ブランドに対する意識/『月刊販促会議2011年8月号』より

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中国には世界中から多数のブランドが進出しているが、日本に対してどのような印象を持っているのだろうか。また日本のブランドの中で親しみを感じているのはどこなのだろうか?中国での表記やドメイン取得に役立つデータを紹介する。
出典/中国における商標およびドメイン名の保護に関する調査報告書(SBIチャイナブランディング・日本ベリサイン調べ)

日本ブランドへの親しみ、信頼度は高い

販促会議2011年8月号1

右図1、にある通り、中国人消費者にとって最もなじみがあるのが日本のブランドとなった。また、ブランドの信頼性においても、第1位が「アメリカ」で31.8%、第2位が「日本」で30.3%と、日本に対する信頼度も高い。

販促会議2011年8月号2
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一方で、日系ブランドの名称について、49.7%が「なじみやすい」と回答しているが、27.6%が「良いブランド名もあるが、あまり適切でない命名の方が圧倒的」と回答。その理由は右図4、のようになっている。そのことからも、単にブランド名をそのままあてはめて漢字、ローマ字にするのではなく、ブランドのことをしっかり表現できているかが大切となることが分かる。

業種別日系ブランドに対する中国人消費者の認知


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4業種の主要日系企業が中国で展開するブランド(商標)の知名度ランキングを見ると、右記のような結果となる。

日本のコスメブランドで認知度が高いのは、資生堂、SK-II、花王、DHCの順となっている。日本の医薬品ブランドは肌ラボ、フリープラス、サナ化粧品の順となっており、日本との違いが出ている。食品・飲料分野では味千、サントリー、日清の順に認知が高く、これは日本にいては意外に感じる人も多いだろう。

また、ここでは掲載していないが、最も信頼できるとなるとMEIJIが1位となった。小売ブランドは無印良品、セブン-イレブン、そごうという順番となった。