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スワロフスキー×ハローキティ 女性の憧れコンテンツがコラボレーション

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スワロフスキー×キティで新しいキティの世界観を表現

スワロフスキー×キティ

会場は、ハローキティの家をイメージして装飾された。 店舗とは異なる趣向での展示のほか、ゲームで遊ぶこともできる 参加型のイベントとした。

スワロフスキー・ジャパンは6月30日、サンリオの人気キャラクター・ハローキティと初のコラボレーションを実現したジュエリーコレクションを、日本で先行発売した。これを記念して、スペシャルイベント「House of Hello Kitty」を、表参道ヒルズ本館地下3階「スペースオー」にて、6月30日から7月10日の期間限定で開催した。スワロフスキーが一般消費者向けのイベントを開催するのは今回が初めて。

イベント名のとおり、会場はハローキティの家をイメージした装飾が施され、会場中央にはハローキティのオブジェがいくつも組み合わさってできたシャンデリアを設置。「Hello Kitty Room」「Door Room」「Sofa Room」「Apple Garden」という4つの空間で、スワロフスキー×ハローキティの世界観を表現した。「これまでとは違う、クールでファッショナブルなイメージのキティを打ち出したかった。ファッションとして身に付けるキティを、より効果的に見せる方法としてキティの家というスタイルを取った」(スワロフスキー担当者)。

今回発売したジュエリーコレクションや革小物など、日本限定発売の商品を含む31アイテムを展示したほか、イベント限定のぬいぐるみをキャッチするクレーンゲームで遊べたり、画面上で自分の顔にひげやリボン、ジュエリーなどを配置して「オリジナルのハローキティの写真」を作り、携帯電話にダウンロードできるなど、会場を訪れた人が参加しながら楽しめるような仕掛けを盛り込んだ。

期間中の来場者はのべ2万162人。特に休日には、カップルや家族連れなどで賑わい、クレーンゲームなどの前には行列ができることもあった。

アーティストが思い思いのキティを表現スワロフスキーの「無限の可能性」を具現化

スワロフスキー×キティ_オブジェ

表参道~原宿エリアに設置されたハローキティのオブジェ。



 <左>桜の持つ強い生命力とキティのかわいらしさをコラボし、
 愛と平和を表現した、モデル・冨永愛によるオブジェ。
 「GYRE」に設置されていた。
 <右>植物をテーマに、キティをコケで覆った「MOSS Kitty」。
 フラワーアーティスト・東信によるもので、
 表参道ヒルズ正面入口に設置されていた

またこのイベントにあわせて、高さ約60センチのハローキティのオブジェ計9体が、表参道~原宿エリア内の7カ所に設置された。スワロフスキーのクリスタルは、カットの仕方によって色や輝きがさまざまに異なるものを表現することができる。スワロフスキーが創業以来大切にしてきた、クリスタルが持つ「無限大の可能性」という概念を表現すべく、さまざまなジャンルのアーティストとオブジェを制作した。

参加アーティストは、モデル・冨永愛、フラワーアーティスト・東信、アートディレクター・長嶋りかこ、空間ストーリーテーラー・moo 毛 goen°(森本千絵+上岡祐司+冨沢ノボル)、クリエーター・青木むすび、彫刻家・名和晃平、コスチュームアーティスト・ひびのこづえ、フードアーティスト・諏訪綾子、そしてファッション誌のエル・ジャポン。オブジェは、表参道ヒルズの正面入口やファッション複合ビル「GYRE」、神宮前交番横「まちかど庭園」、原宿交差点、スワロフスキー表参道などに配置された。

期間中は、オブジェが入ったショーケースに添付されたフェリカリーダーを、携帯電話でタッチしてパズルのピース集め、9つ集めるとスペシャル待ち受け画面が手に入るラリーを実施。さらにその画面をスワロフスキー表参道で見せると先着で限定グッズがもらえる参加型キャンペーンも実施した。道行く人がオブジェに目をとめたり、携帯電話で写真撮影をする姿も多数見られた。

すべてのオブジェは12日~24日の期間限定で、スワロフスキー銀座に展示されている。オブジェは、現在チャリティーオークションに出品されており、銀座での展示後は落札者の手にわたることになる。

イベント会場のクレーンゲームや、オブジェのオークションの売上金は全額日本赤十字社を通して東日本大震災の義援金として寄付される。「震災直後は、イベントの実施自体を取りやめるべきでは、という声もあがったが、誰もが参加できるようなイベントを開催することで、皆さんに元気を与えることもできるのでは、実施に踏み切った」(同)。

会場内の照明にはLED電球を使うなど、節電に配慮した空間演出を行った。