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コラム

企画を通すコツ~オリエンからプレゼンまでの時間の使い方

スピード コンセプトメイク

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メディアミックス

メディアは、一般的に4種類に大別されます。Owned Media(=自社メディア)、Paid Media(=ADメディア) 、Earned Media(=PRメディア) 、User-Initiative Media(=Socialメディア)…いわゆる4タイプメディアです。以前は、“User-Initiative Media”を除いたトリプルメディアが主流でしたが、Socialメディアの登場により、“Earned Media”と“User-Initiative Media”を区別して考えるようになりました。コンセプトメイクの段階で検討するのは、この4タイプメディアの組合せ = メディアミックスです。与件情報をベースにそれぞれのメディア特性やROI、過去実績などを勘案して、最適な組合せを検討します。アウトプットは、関係者間で共有しやすいようにモデル化すると良いでしょう(⇒下図参照)。

メディアミックス モデル(サンプル)

コミュニケーションミックス

様々なプロモーション手法の組み合せ、それがコミュニケーションミックスです。それをモデル化するとコミュニケーションモデルになります。カスタマージャーニーのマイルストーンを縦軸 × メディアミックスを横軸としたマトリクス上に、各ツールの役割や相関、コールトウアクション、をプロットします(⇒下図参照)。タッチポイントからUSPに共感した顧客を取り込んで ⇒ ランディング上で製品・サービスへの関心を増幅し ⇒ 動機付けの上でコンバージョン先へ出力する。このようにプロモーションの仕様を定義するコミュニケーションモデルは、いわば“態度変容の回路設計図”と言えます。

コミュニケーション モデル(サンプル)

これでコンセプトメイクは、ひとまず完了です。ちょっと大変そうに思われたかもしれませんが、慣れてしまえば、それほど複雑な作業ではありません。参考になれば、うれしいです。

上塘 潤一郎「企画を通すコツ~オリエンからプレゼンまでの時間の使い方」バックナンバー