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思想や哲学を学ぶように音楽、ファッションを学ぶ 京都精華大学「ポピュラーカルチャー学部」を2013年に開設

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ポピュラーカルチャー学部特設Webサイト

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京都精華大学(所在地:京都市左京区)は、2013年4月に新学部として「ポピュラーカルチャー学部」の開設を予定していることを発表した。

「ポピュラーカルチャー」とは、いまの時代に広く社会に受容、流通される性質のもの。同大学では、技術の習得だけでなく現代社会とそこに生きる人間に対する理論的考察をも学び、単なる技術者育成にとどまらない、新しい文化を創造するクリエイターを養成することを目的とする。

マンガ、アニメ、音楽、ファッションなど「ポピュラーカルチャー」として括られる領域の中でも、ポピュラーカルチャー学科では音楽とファッションの2コースを設ける(定員は118名)。

音楽コースでは、ポップスやロックをはじめとした「ポピュラー音楽」に取り組み、新しい時代に必要な音楽のつくり方を基礎から学ぶ。スタジオでの演奏やデジタル技術を使っての作編曲、市場やメディア、ビジネスモデルについてなど、理論の側面からも音楽を学ぶ。

ファッションコースでは、ファッションデザイナーに必要な技術、知識を基礎から身につける。服づくりの技術の習得に加え、ファッションの歴史、マーケットやビジネスモデル、情報発信、ファッション批評など理論の側面からもファッションについて学習。実際にファッションショーをプロデュースするプロジェクトや、服のデザインからブランド設立までを体験する授業も実施する。

同大学はこれにより、マンガ学部、芸術学部、デザイン学部、人文学部と併せて5学部体制となる。ちなみに日本でコースや学科ではなく、学部として「マンガ学部」を設置しているのは同大学のみ。これに先立ち、2012年4月に大学院に大学院マンガ研究科(博士後期課程)の開設することを、2013年4月にはマンガ学部に「ギャグマンガ」「キャラクターデザイン」を学ぶ2コースの新設を発表している。

文部科学省への事前相談は済ませており、2012年4月下旬に設置の届出を行う。また、教員、入試日程・内容については、文部科学省への届出後(2012年5月)に発表する予定。