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グローバル・ウインドデイ(Global Wind Day)が6月15日に迫るなか、「I love wind energy because!」のメッセージが込められたミュージックビデオが届いた。グローバル・ウインドデイは、欧州風力発電協会(The European Wind Energy Association:EWEA)が、毎年6月15日に開催するイベントで、2007年に「ヨーロッパ・ウインドデイ」としてスタートし、2009年からグローバル・ウインドデイとして開催国・地域が広がってきた。5年目を迎えた今年は、75カ国以上の風力発電サイトが参加する。
風力発電は、クリーンな再生可能エネルギーとして、また、雇用を創出するものとして、多くの可能性を秘めているが、一般の人にとってはよくわからない面もある。そこで、グローバル・ウインドデイには、見学会をはじめとする様々な催しを通じて、専門家が風力発電をわかりやすく紹介する場が設けられている。
日本では、日本風力発電協会(JWPA)が主導し、第2回目のヨーロッパ・ウインドデイから参加し、6月15日を中心に風力発電施設の見学会をはじめとする普及啓発活動を行っている。開催地は横浜、銚子、足利などで、グローバル・ウインドデイのHPで確認できる。
また、グローバル・ウインドデイのフォトコンテストは閉め切られているが、日本の「2012年 風力発電のある風景 フォトコンテスト」の募集期間は6月1日~9月30日(当日消印有効)となっている。
日本の累積導入量は250.1万kWで、世界13位。2011年単年の新規導入量では、16.8万kWで世界21位と低迷している。日本ではこれまで、風力発電の系統連携は、「安定供給」を口実に制約されることが多かったためだ。7月1日から固定価格買取制度が始まり、他の再生可能エネルギー同様、風力発電の伸びにも期待がかかる。JWPAでは、近いうちに世界のトップテン入りを目指して導入促進に向けた活動を行っていくとのこと。推進には、費用を負担することになるユーザーの支持も欠かせない。業界団体にとっては、収益率や採算性が死活問題だが、グローバル・ウインドデイのミュージックビデオのようなソフトを活用したイメージ戦略にも力を入れていく必要があるだろう。
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