でも、実はこれがなかなか難しい。
ハッピーな会社でい続けるには、周りから必要とされ続ける会社でなければならない。周りが必要としてくれるからこそ、会社としての存在価値があるのだと思います。
今のdofという会社は大島と僕がいなくなったら、恐らく潰れてしまうと思います。これは残念ながら事実です。裏を返せば今の仕事で一定の評価をいただいているということで、それはありがたくもあり、また心地いいことでもあるのですが、一方で、もの凄く刹那的で、さらに経営者という立場から考えるとある意味身勝手なことだな、と考えています。自分がいなくなった時にdofという会社の必要がなくなり、畳まざるをえなくなり、残された社員が新たに就職活動をしなければならないというのは、会社に儲ける仕組み、ビジネスとしてのシステムがないということで、もっと会社が社会に継続的に必要とされ、成長をし続けながらずっと残っていけるようにしなければならないな、と思っています。
そのためには今までのビジネスの中心である、フィービジネスとは違ったビジネスにも挑戦をしていかなければならないと考えています。まだ具体的なプランはないのですが、そこには恐らく独自の経営判断をした上での投資や、人材獲得も必要となるでしょう。広告を中心としたコミュニケーション・デザインの領域で得ることの出来た力で、実際に自分で商品開発をしたり、新しいサービスをプロデュースしたりすることかもしれませんし、海外生活の経験をベースにしたグローバルでの展開なのかもしれません。
投資をするということは、反面、リスクもともなうということです。でも、そのリスクを恐れずにチャレンジをして、dofが2015年に創立10年を経て、新しい次の10年を踏み出すタイミングで、今のビジネスとは違う、新しいビジネスの柱を持てるようにしておきたいと思っています。それまであと2年。失敗を恐れずに、大胆に色々なことに挑戦したいと思っています。
どふぞ、そんなdofの未来に、ご期待ください。
最後まで読んで下さったことに深く感謝いたします。
ありがどふございました!
そして、これからもどふぞ、よろしくおねがいします。
※連載『「世界一ハッピーな会社」をめざして』は今回で終了です。ご愛読ありがとうございました。
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