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コラム

「広告なのにシェアされる」コンテンツ・マーケティング入門

テレビ黎明期の映画会社の失敗に学べ!――適正なウェブコンテンツ制作費の決め方

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実際に、数年前にlivedoorニュースでもコンテンツを作ろうと思い立ったとき、まず、テレビ番組を作っていたプロダクションに相談しましたが、その時は価格が折り合いませんでした。そこで、「広告コンテンツの適正価格- 我々の適正利潤 = 制作コスト」の範囲での制作を模索することになったのです。

そして、この広告コンテンツにソーシャルメディアでの拡散力を持たせることで、広告商品としての価値を高めようと思いました。拡散してPVが上がるのなら、広告主はもっと支払ってもよいと思ってくれるでしょう。このような流れから、これまでの記事でご紹介したような、広告コンテンツのフォーマットを作っていきました。

最近になってやっと、オリジナルコンテンツを手早く安く作れて、広告の結果も、儲けもでる、というモデルが出来てきました。

また、工数とコストを抑えるため、基本は写真を多用した絵本のような形式で作ることが多いのですが、アクションシーンのような、動きで表現した方がよい部分は動画で作成します。ただ、ネットで動画は見られにくい傾向にあるので、以前ご紹介した次の記事のように、アニメGIFを多用して、自然と目に入るようにしています。

アニメGIFを効率的に作るため、まず1分ほどの動画を作り、そこから多数のアニメGIFを切り出すようにしました。

そしてアニメGIFを拡散させやすくするため、1つのファイルのサイズが、1M以下になるよう調整しました。これはTumblrで、アニメGIFをアップロードできる上限サイズで、アニメGIFが最も拡散されるのがTumblrなので、最適化した方が効果がでるからです。実際に、上の記事について「記事名+Tumblrでグーグルで検索」すれば、アニメGIFが拡散している様子がわかります。

このような方法をとれば1分ほどの動画でも拡散できるので、さらに高い価値で広告コンテンツを販売することができます。ただ、動画にしなくても、テキストや写真で済むようなシーンであれば、極力動画を作らないようにしています。

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