<アドタイの謎1>
どうですか?
解けましたか?
スタンダードな漢字熟語パズルです。
「われただ」問題と私は呼んでいます。「和同開珎」とも呼ばれています。
タテ・ヨコにつなげて うまく熟語を作ればいいのですが、これが意外と思いつかないんですよね。
思わず目を留めて、解こうとしませんでしたか?
ちょっとでも解こうとしてくれたのであれば、ぜひ「謎解き」へのチャレンジをおすすめします。
世の中には素敵な謎がたくさんあふれています。
※このコラムの最後に「謎1」の答えがあるのと、「謎2」を出題しています。ぜひチャレンジしてみてください
日本随一の(!?)謎解きプレイヤーであり、作家。
このコラムでは、謎解きイベントについて、
いくつかの事例を紹介しつつ、O2O(Online to Offline)、広告やプロモーションという観点から考えていきます。
筆者は、謎解きイベント好きが高じて、自らイベントを制作しつつ、
さまざまな団体に謎を提供する「謎作家」にいつの間にかなってしまいました。
初めて「謎解きイベント」に参加したのは2009年。
小学生のころから数字パズルや論理パズルが好きだった上に、
ネットの「脱出ゲーム」にハマっていたので、すぐに引き込まれました。
東京から京都への謎解きバスツアー「終わらない修学旅行からの脱出」に参加したり、
美術館をめぐる街歩き謎解きに参加したりと、常連となっていきました。
髭面という風貌もあってか、どうやら目立っていたようです。
謎解きイベントを主催していた SCRAP 社の社長にも顔を覚えられていて、
六本木でのイベントの後「君もそろそろ謎を作る側にまわってみたら?」
と言われたのをよく覚えています。
これが謎を作り始めるきっかけになりました。
もちろん謎を作るだけでなく、イベントにも積極的に参加しています。
2013年の1年間で、206件の謎解きイベントに参加し、9件のイベントを制作しました。
2日に1件以上のペースで参加してることになりますね。
イベント参加数では、おそらく全国で3本の指にはいると思います。
このほか、作家としての謎制作の仕事は、書籍や Web謎へ提供しているものを含め、20件を超えます。
中でも、今年の年始に全国の PARCO で開催された、「探偵パルコアラ×謎解きゲーム」
は、O2O の謎解きイベントとしてなかなか良いものが作れました。
この辺りの詳しいことは、後日触れることにします。
次ページ 「日本における「謎解き」の歴史」に続く
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