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コラム

謎解き作家・南晃の「謎解きのすすめ」

年間のべ50万人が参加、なぜ今「謎解き」が人気を集めているのか?

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謎解きイベントの市場規模、年間参加者数は?

謎解きイベントの産業としての規模はどの程度でしょうか。
私の試算では、昨年1年間の概算で、参加者数のべ50万人、30億円程度の経済規模です。
(開催イベント数と料金、タイアップイベントの予算(予想)などを集計)
なお、「リアル脱出ゲームTV」「密室美少女」の視聴者数は集計に入っていません。

リピーター率がとても高いという特徴もあり、
業界規模としてはまだ小さいですが、今年はさらに拡大すると見込まれます。
こういった状況を受けて、今年の初めに 国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)の中に
謎解きイベントを専門に扱う分科会も作られました。
(私が分科会長をつとめております。)

企業の新規参入、大学サークルの増加、高校文化祭での開催など、
その裾野は広がりつつあります。

謎解きを提供する業界トップ企業である SCRAP社が過半のシェアをおさえています。
SCRAP社 は「リアル脱出ゲーム」の商標を取得しており、自社イベントでも
「リアル脱出ゲーム」の名称を使用するかどうかを明確に区分しています。
なかなかこだわりがありますね。
ちなみに、SCRAP社以外は「リアル脱出ゲーム」の名称が使用できないので注意が必要です。
そのため「リアル謎解きゲーム」などという名称を使用している団体が多いようです。

今回はここまで。
次回以降、具体的な事例を元に、謎解きイベントの可能性を考えていきます。

最後に謎をひとつ出しておきましょう。
ではまた次回(3月26日に更新します)。

<アドタイの謎2>

question2

■ 謎1 の解答
感染症(カンセンシヨウ)